後場コメント No.4 関西電、石井表記、ギグワークス、弘電社、サイババズ、トヨタ

2025/09/11(木) 15:30
★13:57  関西電力-SMBC日興が目標株価引き上げ 次期中計の株主還元、資本政策へ注目
 関西電力<9503.T>が大幅に4日続伸。SMBC日興証券では、次期中計における株主還元、資本政策へ注目。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を1820円→2240円に引き上げた。

 SMBC日興では、セクター内で上位パフォーマーとなっていることについて、美浜原子力発電所における次世代原子炉への建て替えや増配に対する期待が背景にあるとみており、短期的には高パフォーマンスが継続する可能性があるとした。26.3期が中期計画の最終年度であり、次期中計が注目点。公募増資で調達した資金の活用によるEPS成長や株主還元方針、高い資本効率の維持向上策などに特に注目としている。

★14:06  石井表記-後場急落 通期営業益を下方修正 上期は計画下回る
 石井表記<6336.T>が後場急落。同社は11日14時、26.1期通期の連結営業利益予想を従来の11.9億円から10.1億円(前期比10.9%減)に下方修正すると発表した。

 下期においても工作機械および産業用機械向け操作パネルにおいて引き続き顧客の生産調整の影響を受ける見込み。半導体向けパッケージ基板の需要停滞がプリント基板製造装置の販売に影響することも響く。

 26.1期上期(2-7月)の連結営業利益は4.6億円(前年同期比3.6%増)だった。上期の会社計画4.8億円を下回った。工作機械および産業用機械向け操作パネルの販売で顧客の生産調整の影響を受けた。部材の高騰などにより売上原価率が想定より悪化したことも響いた。

★14:08  ギグワークス-急落 3Q累計経常赤字拡大 暗号資産評価損を計上
 ギグワークス<2375.T>が急落。同社は10日、25.10期3Q累計(11-7月)の連結経常損益は2.8億円の赤字(前年同期は1.8億円の赤字)だったと発表した。減収となったほか、暗号資産評価損の計上も響いた。
  

★14:12  弘電社-後場急伸 今期配当予想を引き上げ 6円増配
 弘電社<1948.T>が後場急伸。同社は11日14時、26.3期の年間配当予想を従来の84円から90円(前期は84円)に引き上げると発表した。中間および期末の配当予想を42円から45円にそれぞれ引き上げる。

★14:17  サイバー・バズ-続伸 TikTokアカウント運用を支援するAIレポートツールをリリース
 サイバー・バズ<7069.T>が続伸。同社は11日13時、TikTokアカウントの運用を支援するAIレポートツール「DigToc(ディグトック)」をリリースしたと発表した。
 
 同ツールは、TikTok APIの数値データに加え、AIが動画を1コマ単位で解析し、コンテンツの構造やユーザー反応を可視化。表層的な指標では捉えきれない成功・失敗要因を明らかにし、専門コンサルタント並みの深度ある考察と改善提案を自動生成する。さらに、複数動画を統合してアカウント全体の強み・弱みを包括的に評価し、継続的な運用改善を強力にサポートするとしている。

★14:18  トヨタ自動車-3日続落 中小へ部品価格引き下げ要請再開 労務費負担は継続=日経
 トヨタ自動車<7203.T>が3日続落。日本経済新聞電子版は11日13時49分に、同社が一部の中小企業からの部品の仕入れ価格について、2025年度の下期(25年10月~26年3月)から引き下げ要請を再開すると報じた。

 記事によれば、新型コロナウイルス禍や原材料費の高騰を受けて22年度上期以降見送っていたが、原料高の一服などで価格引き下げができる環境が整ったと判断したという。原材料費や労務費の上昇分を価格に反映する取り組みは継続するとしている。
 なお、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 44,372.50 +534.83
TOPIX 3,147.76 +6.79
グロース250 763.48 -8.68
NYダウ 45,490.92 -220.42
ナスダック総合 21,886.06 +6.57
ドル/円 147.88 +0.41
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ