前場コメント No.8 明豊エンター、GLOE、データSEC、丸紅、ナレルG、浜ゴム

2025/09/12(金) 11:31
★10:16  明豊エンタープライズ-急落 今期営業益13%増見込むも利益確定の売り
 明豊エンタープライズ<8927.T>が急落。同社は11日、26.7期通期の連結営業利益予想を38.0億円(前期比12.6%増)に、年間配当予想を13円(前期は12円)にすると発表した。

 土地取得から企画・設計、建築、販売、管理、修繕まで一貫する垂直統合モデルに加え、グローバル営業の推進や建設工事の外部受注強化など、確立した事業モデルを他地域や他分野へ水平展開することで、収益の安定化と企業価値の最大化を図るとしている。

 25.7期通期の連結営業利益は33.7億円(前の期比44.1%増)だった。

 併せて、26.7期から28.7期を計画期間とする中期経営計画を策定した。数値目標として28.7期の売上高は450億円(25.7期は実績値で297億円)、営業利益は52億円(同33億円)、ROEは17.6%(同19.8%)をめざすとしている。

 なお、株価は、決算発表前に期待買いが入っていたことから、利益確定の売りが優勢となっている。
 

★10:23  GLOE-4日ぶり大幅反落 3Q累計営業赤字拡大 増収も販管費増が響く
 GLOE<9565.T>が4日ぶり大幅反落。同社は11日、25.10期3Q累計(11-7月)の連結営業損益は1億2200万円の赤字(前年同期は5300万円の赤字)だったと発表した。

 増収となったものの、事業拡大に伴う体制強化のため、子会社の連結化による人件費や本社移転費用が増加したことで、販管費が増加したことが響いた。
 

★10:27  データセクション-ストップ安売り気配 新株予約権の発行を引き続き嫌気
 データセクション<3905.T>がストップ安売り気配。同社が10日に、投資会社のFirst Plus(シンガポール)を割当先とする第三者割り当てによる第23回新株予約権(行使価額固定型)の発行、および定款の一部変更を発表したことが引き続き嫌気されている。

 新株予約権の発行および行使による調達資金額は差引手取概算で547億7000万円。発行済み株式総数に対する希薄化率は最大で199.07%となる。AIデータセンター事業における設備投資資金および運転資金などに充当する予定。

 大規模な希薄化を伴う新株予約権の発行が嫌気され、11日はストップ安例配分で取引を終えた。きょうも寄り付かずストップ安売り気配となっており、このまま取引を終えた場合、翌営業日は制限値幅の下限が拡大される見通し。

★10:30  丸紅-SMBC日興が目標株価を引き上げ 更なる高みを目指せるか
 丸紅<8002.T>が反発。SMBC日興証券では、更なる高みを目指せるかと指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は3240円→3810円に引き上げた。

 SMBC日興では、本年4月以降の株価パフォーマンスは大手5社内でトップと指摘。(1)シンプルで分かりやすい中計(成長無き事業からの回収促進、注力領域への重点投資)に対する評価や大本社長への期待感、(2)26/3期業績上振れと増配への期待値の2点が背景とみている。このうち、(1)は定量化が難しいが、資本コストの低下(≒β低下)がその表れと言えるという。(2)は、26/3期1Q決算で確認出来た業績上振れのアイテム(銅のコスト低下、好調なリース、Senoko Energyの出資比率上昇効果、1Qの一過性上振れ)を踏まえると、コンセンサスは切り上がる方向感とみている。


★10:35  ナレルG-続落 3Q累計営業益5.2%増も利益確定の売り
 ナレルグループ<9163.T>が続落。同社は11日、25.10期3Q累計(11-7月)の連結営業利益(IFRS)は22.6億円(前年同期比5.2%増)だったと発表した。

 建設ソリューション事業・ITソリューション事業ともに技術者の稼働人数が伸長し、積極的な採用投資や、営業・採用部門の人員強化に努めたことによる販管費の増加を吸収したとしている。
 
 なお、株価は、決算発表前に期待買いが入っていたことから、利益確定の売りが優勢となっている。
 

★10:40  横浜ゴム-SMBC日興が目標株価引き上げ 高い経営力への評価が持続しよう
 横浜ゴム<5101.T>が新高値。SMBC日興証券では、高い経営力への評価が持続すると予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を4300円→6100円に引き上げた。

 SMBC日興はセクター内の相対アップサイドの観点から投資評価「2」は継続しているが、業績予想の修正により目標株価を引き上げた。連続的な買収およびローカルマネジメント戦略追及による効果は26.12期に向けても成長材料とみている。株価はすでにその成長性を織り込みつつあるも、農機向け市況がボトム近辺にもあるなかで業績への期待値は今後も持続すると予想。中期では新工場効果や段階的な還元強化も注目している。


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