前場コメント No.9 新コスモス、GSユアサ、ニデック、レカム、EMシステムズ、OSGコーポ
★10:44 新コスモス電機-急騰 家庭用ガス警報器の北米生産倍増 設置義務化で需要=日経
新コスモス電機<6824.T>が急騰。日本経済新聞電子版は12日5時、同社が、米国向けに製造するメキシコ工場の生産能力を倍増すると報じた。
記事によると、メキシコ北西部のティファナ市にある工場の生産能力を2026年に2倍に引き上げるという。25年1月にはメキシコ工場にセンサーなどの警報器の部品を出荷する工場を大阪に新設し生産能力を2倍にした。一連の増産に20億円を投資する。米国ではガス爆発事故が多発しており、ニューヨーク市などで一般家庭でのガス警報器設置が義務化されたという。需要が拡大するとみて増産を急ぐとしている。
新コスモス電機<6824.T>が急騰。日本経済新聞電子版は12日5時、同社が、米国向けに製造するメキシコ工場の生産能力を倍増すると報じた。
記事によると、メキシコ北西部のティファナ市にある工場の生産能力を2026年に2倍に引き上げるという。25年1月にはメキシコ工場にセンサーなどの警報器の部品を出荷する工場を大阪に新設し生産能力を2倍にした。一連の増産に20億円を投資する。米国ではガス爆発事故が多発しており、ニューヨーク市などで一般家庭でのガス警報器設置が義務化されたという。需要が拡大するとみて増産を急ぐとしている。
★10:45 GSユアサ-大和が目標株価を引き上げ インフラ更新需要、HEV向けLiBの改善に期待
ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>が小幅高。大和証券では、インフラ更新需要、HEV向けLiBの改善に期待。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は3000円→3500円に引き上げた。
大和では、連結業績におけるアップサイドのポイントは車載LiB。現状主にHEVやPHEV向けの電池供給を行っており、今後はHEV向けの供給増加を想定。26/3下期以降、主要顧客となるホンダを含む複数OEM向けでの採用車種増加を見込んでいる。26/3期は現行中計の最終年度であり、27/3期からは新中計が始まる見通し。現在の利益寄与度は大きくないが、潜水艦向け電池等防衛関連ビジネスも中期での増加が期待される領域になるという。ESSや系統用電源と合わせ、複数あるポテンシャルをいかに収益につなぐ方向性を示せるか注目している。
ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>が小幅高。大和証券では、インフラ更新需要、HEV向けLiBの改善に期待。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は3000円→3500円に引き上げた。
大和では、連結業績におけるアップサイドのポイントは車載LiB。現状主にHEVやPHEV向けの電池供給を行っており、今後はHEV向けの供給増加を想定。26/3下期以降、主要顧客となるホンダを含む複数OEM向けでの採用車種増加を見込んでいる。26/3期は現行中計の最終年度であり、27/3期からは新中計が始まる見通し。現在の利益寄与度は大きくないが、潜水艦向け電池等防衛関連ビジネスも中期での増加が期待される領域になるという。ESSや系統用電源と合わせ、複数あるポテンシャルをいかに収益につなぐ方向性を示せるか注目している。
★10:52 ニデック-大幅高 米スーパーマイクロが時間外で4%上昇 同社もつれ高
ニデック<6594.T>が大幅高。米スーパーマイクロ(SMCI)が11日(米国時間)、NVIDIA Blackwell Ultraソリューションの提供を開始すると発表したことが材料。
発表を受けて、時間外の米市場でスーパーマイクロの株価は4%超上昇する場面がみられる。同社はスーパーマイクロ向けにAIデータセンターなどで需要が伸びている水冷装置を提供しており、つれ高している。
ニデック<6594.T>が大幅高。米スーパーマイクロ(SMCI)が11日(米国時間)、NVIDIA Blackwell Ultraソリューションの提供を開始すると発表したことが材料。
発表を受けて、時間外の米市場でスーパーマイクロの株価は4%超上昇する場面がみられる。同社はスーパーマイクロ向けにAIデータセンターなどで需要が伸びている水冷装置を提供しており、つれ高している。
★10:55 レカム-7日ぶり反落 AIエージェント事業開始に向けての取り組み発表で株価は水準訂正
レカム<3323.T>が7日ぶり反落。きょうの同社株は上昇一服となっているが、10日、11日は大幅な上昇となった。同社が9日にAIエージェント事業開始に向けての取り組みを発表したことが材料とみられている。
同社は9日に、中国の先進AI企業であるIntelligence Indeedとの合弁会社Intelligence Indeed Recommと共同で進めてきた「AI エージェントプラットフォーム日本語版」のローカライズ開発を完了し、同日より社内での利用を開始と発表した。
このAIエージェントプラットフォームは、社員が日本語で指示を入力するだけで、事務作業からデータ分析、意思決定支援までを自律的に実行可能とするシステムという。
主要機能は、「会話型AIによる自然言語理解」、「RPAによるPC操作自動化」、「AI-OCRによる書類処理効率化(請求書・契約書対応)」、「社内規程・FAQを統合したナレッジベース」、「データ分析・経営指標の自動レポート化」であり、これにより、従来人手で行っていた定型業務を削減し、社員がより付加価値の高い業務に集中できる環境を実現するとしている。
同社ではこの取り組みを起点として、「AIエージェント事業」を本格的に展開するとしている。
直近の決算(25.9期3Q累計期間)では、売上収益は4期連続増収となり、過去最高を更新。海外ソリューション事業が、シンガポールでAIサーバーを販売する子会社の連結効果により大幅な増収となったことなどが寄与した。営業利益は2.8億円(前年同期比89.4%増)と大幅な増益。海外ソリューション事業のセグメント利益が、増収に加え直販チャネルの営業体制再構築による販管費削減効果により大幅に改善したことなどが寄与した。
25.9期通期の会社予想は売上収益148億円(前期比26.6%増)、営業利益7億円(同2.6倍)、純利益4億3000万円(同5.1倍)となっている。営業利益の進ちょく率は40.6%にとどまっているが、実績で過去最高だった18.9期の第4四半期(4Q)に営業利益3億8400万円を達成しているため、今期の4Qにおける営業利益4億円達成の可能性は高いとみている。
株価は堅調に推移している。8月22日高値(114円)をつけたあとは調整が続いたが、10日線を意識した三角保ち合いから10日に上放れる展開となった。10日は戻り待ちの売りなどに押され日足は陰線で終えたが、翌11日は高値更新の強気の陽線を形成しており、先高期待が高まる値動きとなっている。出来高の増加を伴いながら2022年11月の戻り高値(126円)を上回ってきており、2020年6月につけた高値(201円)なども視野に入ってくる公算が大きい。
レカム<3323.T>が7日ぶり反落。きょうの同社株は上昇一服となっているが、10日、11日は大幅な上昇となった。同社が9日にAIエージェント事業開始に向けての取り組みを発表したことが材料とみられている。
同社は9日に、中国の先進AI企業であるIntelligence Indeedとの合弁会社Intelligence Indeed Recommと共同で進めてきた「AI エージェントプラットフォーム日本語版」のローカライズ開発を完了し、同日より社内での利用を開始と発表した。
このAIエージェントプラットフォームは、社員が日本語で指示を入力するだけで、事務作業からデータ分析、意思決定支援までを自律的に実行可能とするシステムという。
主要機能は、「会話型AIによる自然言語理解」、「RPAによるPC操作自動化」、「AI-OCRによる書類処理効率化(請求書・契約書対応)」、「社内規程・FAQを統合したナレッジベース」、「データ分析・経営指標の自動レポート化」であり、これにより、従来人手で行っていた定型業務を削減し、社員がより付加価値の高い業務に集中できる環境を実現するとしている。
同社ではこの取り組みを起点として、「AIエージェント事業」を本格的に展開するとしている。
直近の決算(25.9期3Q累計期間)では、売上収益は4期連続増収となり、過去最高を更新。海外ソリューション事業が、シンガポールでAIサーバーを販売する子会社の連結効果により大幅な増収となったことなどが寄与した。営業利益は2.8億円(前年同期比89.4%増)と大幅な増益。海外ソリューション事業のセグメント利益が、増収に加え直販チャネルの営業体制再構築による販管費削減効果により大幅に改善したことなどが寄与した。
25.9期通期の会社予想は売上収益148億円(前期比26.6%増)、営業利益7億円(同2.6倍)、純利益4億3000万円(同5.1倍)となっている。営業利益の進ちょく率は40.6%にとどまっているが、実績で過去最高だった18.9期の第4四半期(4Q)に営業利益3億8400万円を達成しているため、今期の4Qにおける営業利益4億円達成の可能性は高いとみている。
株価は堅調に推移している。8月22日高値(114円)をつけたあとは調整が続いたが、10日線を意識した三角保ち合いから10日に上放れる展開となった。10日は戻り待ちの売りなどに押され日足は陰線で終えたが、翌11日は高値更新の強気の陽線を形成しており、先高期待が高まる値動きとなっている。出来高の増加を伴いながら2022年11月の戻り高値(126円)を上回ってきており、2020年6月につけた高値(201円)なども視野に入ってくる公算が大きい。
★11:00 EMシステムズ-底堅い クラウド型レセコンや処方せん自動入力サービスを提供するプレカルを子会社化
EMシステムズ<4820.T>が底堅い。同社は11日、クラウド型レセコンや処方せん自動入力サービスを提供するプレカル(東京都渋谷区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。
同社の持つレセコン事業のノウハウと販売チャネルに、プレカルのサービスを統合することで、より付加価値の高いサービスを薬局に提供することが可能になるという。また、プレカルの処方箋自動入力サービスを同社の既存製品に組み込むことで、単なるレセコン提供に留まらず、薬局経営をサポートする包括的なソリューションへと進化させ、新たな事業機会を創出していくとしている。
EMシステムズ<4820.T>が底堅い。同社は11日、クラウド型レセコンや処方せん自動入力サービスを提供するプレカル(東京都渋谷区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。
同社の持つレセコン事業のノウハウと販売チャネルに、プレカルのサービスを統合することで、より付加価値の高いサービスを薬局に提供することが可能になるという。また、プレカルの処方箋自動入力サービスを同社の既存製品に組み込むことで、単なるレセコン提供に留まらず、薬局経営をサポートする包括的なソリューションへと進化させ、新たな事業機会を創出していくとしている。
★11:01 OSGコーポ-反落 上期営業益5%増 上期計画を下回る
OSGコーポレーション<6757.T>が反落。同社は11日、26.1期上期(2-7月)の連結営業利益は1.7億円(前年同期比5.2%増)だったと発表した。上期の会社計画2.5億円を下回った。
万博を活用したプロモーション活動や、将来的な事業成長を見据えた積極的な販売促進活動を展開したことにより、販売促進費や営業関連費用が当初計画を上回る水準で発生した。この結果、計画を下回った。通期の見通しは据え置いた。
OSGコーポレーション<6757.T>が反落。同社は11日、26.1期上期(2-7月)の連結営業利益は1.7億円(前年同期比5.2%増)だったと発表した。上期の会社計画2.5億円を下回った。
万博を活用したプロモーション活動や、将来的な事業成長を見据えた積極的な販売促進活動を展開したことにより、販売促進費や営業関連費用が当初計画を上回る水準で発生した。この結果、計画を下回った。通期の見通しは据え置いた。
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