前場コメント No.15 日本郵政、村田製作所、みずほ、三井住友、大日本印刷など
★10:59 日本郵政－4日ぶり反落 日本郵便がアフラック委託のがん保険で二重払いなど10万件と報道
日本郵政<6178.T>が4日ぶり反落。同社傘下の日本郵便がアフラック生命保険から委託され販売するがん保険を巡り、保険料の二重払いや無保険状態の契約が、2018年5月～19年5月で少なくとも約10万件に上ることが分かったと、西日本新聞が8月21日付けで伝えている。
西日本新聞はアフラック社が日本郵便に提出した内部資料を入手。いずれも旧保険から新しい保険に乗り換え契約する際に発生し、日本郵便側の制度上の不備が原因という。日本郵便は10月から改善するための制度を導入する方針だが、現在も二重払いや無保険状態になる仕組みを残したまま販売を続けているとした。
日本郵政<6178.T>が4日ぶり反落。同社傘下の日本郵便がアフラック生命保険から委託され販売するがん保険を巡り、保険料の二重払いや無保険状態の契約が、2018年5月～19年5月で少なくとも約10万件に上ることが分かったと、西日本新聞が8月21日付けで伝えている。
西日本新聞はアフラック社が日本郵便に提出した内部資料を入手。いずれも旧保険から新しい保険に乗り換え契約する際に発生し、日本郵便側の制度上の不備が原因という。日本郵便は10月から改善するための制度を導入する方針だが、現在も二重払いや無保険状態になる仕組みを残したまま販売を続けているとした。
★11:00 村田製作所－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き下げ 中長期で主力製品の競争力は維持できる
村田製作所<6981.T>が3日続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、105円/ドル前提に業績予想を引き下げるが、中長期で主力製品の競争力は維持できると予想。投資判断「Equal-weight」を継続も、目標株価は4950円→4850円と引き下げた。
主力製品のMLCCのグローバル需要予想を引き下げ、収益予想を引き下げたとしたが、通信モジュールの収益予想を引き上げ。MLCCはあらゆる電子機器に搭載されており、グローバルのマクロ経済の不透明さがMLCCの需要を下振れさせ、需給バランスを緩め価格下落をもらたすリスクが高まっている。一方、中長期では5Gインフラおよび端末、自動車の電子化およびADASに関わる付加価値の高い電子部品の需要拡大が業績拡大をもたらすとの従来からの見方に変化はないとし、投資判断「EW」を継続するとした。
村田製作所<6981.T>が3日続伸。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、105円/ドル前提に業績予想を引き下げるが、中長期で主力製品の競争力は維持できると予想。投資判断「Equal-weight」を継続も、目標株価は4950円→4850円と引き下げた。
主力製品のMLCCのグローバル需要予想を引き下げ、収益予想を引き下げたとしたが、通信モジュールの収益予想を引き上げ。MLCCはあらゆる電子機器に搭載されており、グローバルのマクロ経済の不透明さがMLCCの需要を下振れさせ、需給バランスを緩め価格下落をもらたすリスクが高まっている。一方、中長期では5Gインフラおよび端末、自動車の電子化およびADASに関わる付加価値の高い電子部品の需要拡大が業績拡大をもたらすとの従来からの見方に変化はないとし、投資判断「EW」を継続するとした。
★11:03 みずほ－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き下げ リスクテイクを強化できるかが中長期のカギ
みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が4日ぶり反落。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、政策保有株売却で出た余力で、リスクテイクを強化できるかが中長期業績のカギと注目。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は170円→160円と引き下げた。
今期Q1の高い進ちょく率（連結NP：34％）をもたらした（1）顧客と市場部門における増益、（2）経費（数理計算上の差異償却費用除く）の大幅減少、（3）低位な与信費用、はいずれもポジティブサプライズ。ＭＳＭＵＦＧの3年予想では、連結NPは5000億円前後は維持できるとの予想は不変。一方で、短期的な好材料は織り込まれ、株式市場の目線は短期業績よりも中長期的な基礎収益力アップがあるか否かに向けられていると考えられる。株価上昇には、中計5カ年計画のうち最初の3年（22.3期～）における構造改革施策の実践を確認し、後半2年で改革効果が発現する確度の高まりが示されることが必要と考えるとした。
みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が4日ぶり反落。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、政策保有株売却で出た余力で、リスクテイクを強化できるかが中長期業績のカギと注目。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は170円→160円と引き下げた。
今期Q1の高い進ちょく率（連結NP：34％）をもたらした（1）顧客と市場部門における増益、（2）経費（数理計算上の差異償却費用除く）の大幅減少、（3）低位な与信費用、はいずれもポジティブサプライズ。ＭＳＭＵＦＧの3年予想では、連結NPは5000億円前後は維持できるとの予想は不変。一方で、短期的な好材料は織り込まれ、株式市場の目線は短期業績よりも中長期的な基礎収益力アップがあるか否かに向けられていると考えられる。株価上昇には、中計5カ年計画のうち最初の3年（22.3期～）における構造改革施策の実践を確認し、後半2年で改革効果が発現する確度の高まりが示されることが必要と考えるとした。
★11:06 三井住友－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き下げ 銀行業界のコア銘柄
三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が3日ぶり反落。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、銀行業界のコア銘柄として推奨。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は5000円→4400円と引き下げた。
本業収益のクォリティ・構造改革スピード・株主還元姿勢強化を評価。（1）今期計画は超過確度が高い、（2）金利低下局面でもカバレッジ銘柄内で相対的に収益悪化度合いが大さい可能性、（3）累進的なDPSや自己株取得を含む総還元利回りの高さは魅力的。アジアにおける商業銀行モデル展開や次世代決済プラットホームの詳細が、次期中計で提示される可能性に注目するとした。
三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が3日ぶり反落。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、銀行業界のコア銘柄として推奨。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は5000円→4400円と引き下げた。
本業収益のクォリティ・構造改革スピード・株主還元姿勢強化を評価。（1）今期計画は超過確度が高い、（2）金利低下局面でもカバレッジ銘柄内で相対的に収益悪化度合いが大さい可能性、（3）累進的なDPSや自己株取得を含む総還元利回りの高さは魅力的。アジアにおける商業銀行モデル展開や次世代決済プラットホームの詳細が、次期中計で提示される可能性に注目するとした。
★11:07 大日本印刷－反落 購買行動分析サービス「価値観CJM」を提供開始
大日本印刷<7912.T>が反落。同社は21日に、コレクシアと共同で、生活者の体験と購買行動の関連性やマーケティング課題を把握できる独自の購買行動分析サービス「価値観CJM」の提供を開始すると発表した。
「価値観CJM」は、生活者の購買意識や行動のデータである「価値観データベース」をもとに、定量的な手法で生活者の潜在意識を把握できる同社の「価値観クラスター」と、アンケート調査により生活者一人ひとりのリアルな行動プロセスをカスタマージャーニーマップ（CJM）として自動生成するコレクシアの「消費者行動図鑑」を組み合わせ、独自の購買行動分析を行うサービスとなっている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
大日本印刷<7912.T>が反落。同社は21日に、コレクシアと共同で、生活者の体験と購買行動の関連性やマーケティング課題を把握できる独自の購買行動分析サービス「価値観CJM」の提供を開始すると発表した。
「価値観CJM」は、生活者の購買意識や行動のデータである「価値観データベース」をもとに、定量的な手法で生活者の潜在意識を把握できる同社の「価値観クラスター」と、アンケート調査により生活者一人ひとりのリアルな行動プロセスをカスタマージャーニーマップ（CJM）として自動生成するコレクシアの「消費者行動図鑑」を組み合わせ、独自の購買行動分析を行うサービスとなっている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
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