後場コメント No.2 イトーヨーギョー、アマダHD、牧野フライス、Amazia、DMG森精機など

2019/09/17(火) 15:00
★12:44  イトーヨーギョー-ストップ高買い気配 「電線地中化前に進める」と赤羽国交相発言で思惑
 イトーヨーギョー<5287.T>がストップ高買い気配。台風15号により、千葉県で多数の電柱が損傷したことを受け、複数メディアが赤羽一嘉国土交通相が14日、「同じことを繰り返さないため、台風15号の総括として、大変前に進めなければいけない」と述べたと報じていることが材料視されている。
 視察先の館山市内で記者団に語ったもので、無電柱化を手がける同社に思惑買いが向かっているもよう。ベルテクスコーポレーション<5290.T>も高い。

★12:56  アマダHD-SMBC日興が目標株価引き下げ 受注鈍化と為替影響を打ち消せないと予想
 アマダホールディングス<6113.T>が続落。SMBC日興証券では、受注鈍化と為替の影響を新製品効果では打ち消せないと予想。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1400円→1260円と引き下げた。
 設備投資マインドの低下を受け、今20.3期売上高予想を3228億円→3144億円に引き下げ。1Qの受注は前年同期比6%減の673億円。うち日本は、補助金前の買い控えもあり12%減と低調であったが、7月は前年同月比4%増と補助金効果を取り込んで増加。ただし、日本鍛圧機械工業会の板金系機械の国内受注は7月に21%減、8月は9%減と減少トレンドが続いており、補助金効果が落ち着く8月以降はアマダの受注も再度減少に転じるとみているとした。1Q海外受注は現地通貨ベースで横ばい。北米が好調もその他の地域が減少。足元米中貿易問題の影響で製造業の投資マインドは鈍化。北米もこれから需要が鈍化する地域として注視する必要があると考えるとした。

★13:06  牧野フライス-SMBC日興が目標株価引き下げ 中国の受注改善幅を見直し
 牧野フライス製作所<6135.T>が8日ぶり反落。SMBC日興証券では、中国の受注改善幅を見直し。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は4870円→4640円と引き下げた。
 工作機械受注の見通しを引き下げたこと、為替前提の変更を織り込み、今20.3期営業利益を110億円→72億円、来21.3期を129億円→84億円に減額。ただし、受注の減少幅はボトムを織り込み、プラス化に市場の目線が移行するタイミングと考え、目標株価算出に用いるPERを受注減少幅が最大から縮小した期間の平均14倍から受注がプラス化したタイミングの平均PER18倍に変更し、来21.3期予想EPSに適用して目標株価を算出。現状の株価は中国受注の回復期待が想定より強く織り込まれた水準であると考えるとした。

★13:10  Amazia-急騰 大手漫画海賊版サイトを出版社が提訴との報道で思惑
 Amazia<4424.T>が急騰。海外メディアの一部が大手漫画海賊版サイトに対し、日本の集英社、講談社、小学館、KADOKAWA<9468.T>の4社が損害賠償を求めて、ニューヨーク南地区連邦地方裁判所に提訴したと報じたことが材料視されているもよう。
 記事によれば、その海賊版サイトは「漫画村」の閉鎖後にあらわれたクローンサイトの一つ。9月14日時点でつながらなくなっており、閉鎖したとみられている。電子書籍事業を運営する同社の業績にプラスになるとの見方から買いが向かっている。

★13:15  DMG森精機-SMBC日興が目標株価引き下げ 相対的には堅調な受注トレンドを見せよう
 DMG森精機<6141.T>が小安い。SMBC日興証券では、欧州の減速を織り込むが、相対的には堅調な受注トレンドを見せようとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は2310円→1950円と引き下げた。
 工作機械受注の見通しを引き下げたこと、為替前提の変更、上期の利益進ちょくを織り込み、今19.12期営業利益を331億円→352億円に増額、来20.12期を344億円→294億円に減額。ただし、受注の減少幅はボトムを織り込み、プラス化に市場の目線が移行するタイミングと考え、目標株価算出に用いるPERを受注がプラス化したタイミングの平均PER18倍を、来20.12期予想EPS(前回19.12期)に適用し、目標株価を1950 円に引き下げるが、投資評価は「1」を継続するとした。


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