中外製薬-反発 R&Iが発行体格付けを「AA-」→「AA」 収益基盤強化が進んでいる
中外製薬<4519.T>が3日ぶり反発。格付投資情報センター(R&I)は12月4日、同社の発行体格付けを「AA-」→「AA」へ引き上げると発表した。格付けの方向性は「安定的」で変更なし。
豊富な現預金を有し、債務負担は軽い。資本負債構成も高水準で、のれんや無形資産の割合も小さい。強固な財務基盤からみて、一定規模の買収を実施した場合の影響も吸収できる。収益力はRoche社との提携効果を背景に安定性は高い。近年は自社品販売も強さを増している。同製品の競争力を踏まえると、中期的に高い収益性を維持できそう。中外製薬自体の収益基盤の強化が進んでいると判断するとした。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ