〔Market Flash〕米長期金利の上昇は悪いことばかりではない~東海東京

2021/03/01(月) 13:10
【13:05】米長期金利の上昇は悪いことばかりではない~東海東京  東海東京調査センターでは、2月26日の日経平均が大幅下落となったことについて考察している。これまでは米実質金利がマイナスになっていることを受けてリスク資産に資金がシフトしやすい環境が続いていたことが、米株上昇の一要因となっていた。そのため、米実質金利の急騰は株式市場にマイナスの影響を与えるものと考えられる。しかし、依然として実質金利がマイナスの環境にあることに変わりはなく、緩やかな金利上昇であれば株式市場に与える影響は大きくないと、東海東京では指摘。足元の金利上昇に関しては、強い経済指標やワクチン普及期待、追加経済対策の成立期待などを受けた良い金利上昇であると考えられることから、株式市場に対する強気姿勢を変える必要はないと判断している。 【10:30】加速する半導体不足と半導体製造装置~野村  野村証券では世界的な半導体不足によって、半導体メーカーや後工程やテストなどを請け負うOSATは、顧客から早急な増産対応を迫られていると指摘。半導体製造設備の増強圧力によって、ディスコ<6146.T>、東京精密<7729.T>、アドバンテスト<6857.T>、日本マイクロニクス<6871.T>、日本電子材料<6855.T>などが扱う、短納期な後工程装置、治具への需要が特に拡大していると推定している。半導体メーカーは比較的長期の納入契約を獲得しているもよう。野村では、少なくとも21年夏過ぎまでは各半導体メーカー、OSAT、半導体製造装置メーカーの工場はフル操業が続くと予想している。 【9:35】日経平均は3月相場次第~大和  大和証券では、日経平均が1月・2月と上昇した年は、3月に上昇するかどうかで、年間のパフォーマンスが様変わりしていることを指摘している。年度末に益出しが支配的になる場合は、新しい会計年度にも期待が持ちにくい。一方、3月の益出しにもかかわらず株価が上昇する場合は、別のさらに強い買い需要が存在すると考えられる。大和では、今年は税還付や給付金など米国の巨額のマネーフローが分岐点を迎える3月相場の追い風になるとみており、国内勢も新しい会計年度に強気で臨むことに促されやすいと考えている。 【8:45】寄り前気配はブラザー、スタンレ電、戸田建、マツモトキヨシが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ブラザー<6448>+17.01%、スタンレ電<6923>+13.95%、戸田建<1860>+13.87%、マツモトキヨシ<3088>+12.20%、パンパシHD<7532>+12.18%、ニフコ<7988>+12.04%、宝HD<2531>+11.91%、ミスミG<9962>+11.87%、アズビル<6845>+11.60%、第一三共<4568>+11.26%などが高い気配値。  一方、空港ビル<9706>-11.82%、スルガ銀<8358>-4.89%、島津製<7701>-4.70%、イオン<8267>-4.53%、京都銀<8369>-3.61%、ジャフコ<8595>-3.57%、近鉄<9041>-3.28%、北海電<9509>-3.25%、住友倉<9303>-3.25%、川崎船<9107>-3.24%などが安い気配値となっている。
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