〔Market Flash〕ベースメタル市況上昇の非鉄各社への業績影響~SMBC日興

2021/10/20(水) 13:24
【13:20】ベースメタル市況上昇の非鉄各社への業績影響~SMBC日興  SMBC日興証券では、足元でベースメタル市況が大幅高となったことを受けて、非鉄精錬各社への影響について考察している。各社は22.3期の下期の業績予想に関して、今回の金属市況のラリーがスタートする前の水準を前提条件に置くと、SMBC日興では予想している。足元の市況水準が定着した場合、各社の業績に好影響があるとみているが、特に亜鉛市況の上昇によって、三井金属<5706.T>の在庫評価益が膨らむ可能性があるとコメント。DOWAHD<5714.T>に関しても好転を予想しており、両社とも亜鉛市況上昇のインパクトがロジウム市況下落の悪影響よりも大きくなる可能性があると考えている。また、銅、亜鉛の両方で世界的に製錬事業者の減産が進んだ場合には、製錬マージンが回復する可能性もあると指摘している。 【10:30】エアラインは将来的な需要動向に合わせた変化の可能性が魅力~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、リオープニング銘柄を選別する際に、(1)株価バリュエーション、(2)短期的な業績変化率、(3)コスト削減や構造改革などによるコロナ前を上回る中期的な利益回復力―などに着目している。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>のエアライン2社に関しては、レーティングを「Neutral」としている。その理由には、株価バリュエーションに割安感がないことや、鉄道に比べて利益回復スピードが遅いと考えることなどを挙げている。短期的には営業黒字化の達成や財務体質の改善が優先課題とみているが、将来的には需要構造の変化に合わせた新たなコスト・マネジメントの導入や、ビジネスモデルの転換などによる業績アップサイド・ポテンシャルに注目している。 【9:40】MSCI見直しでスタンダードは2増13減を予想~SMBC日興  SMBC日興証券ではMSCI構成銘柄の半期見直しに関して、入れ替え銘柄の予想を行っている。MSCIは毎年5月と11月に見直しを行っており、今回は10月最終10営業日いずれかの時点をもとに見直しが行われ、日本時間11月12日早朝に変更内容が公表される予定。各指数に連動するパッシブファンドは、11月30日の引けでリバランスを行う必要があるとのこと。SMBC日興では、MSCI Japan スタンダード指数について、2銘柄の追加と13銘柄の削除を予想している。アコム<8572.T>はFIF調整時価総額要件によってユニバースから削除されるため、小型株指数には追加されないと見込んでいる。 【8:45】寄り前気配は協和キリン、三菱ガス、リンナイ、大気社が高い気配値  主力株の寄り前気配では、協和キリン<4151>+18.97%、三菱ガス<4182>+16.65%、リンナイ<5947>+9.69%、大気社<1979>+6.17%、シマノ<7309>+6.14%、ニッコンHD<9072>+5.40%、セイノーHD<9076>+5.14%、イオンFS<8570>+4.38%、石油資源<1662>+4.32%、オムロン<6645>+4.02%などが高い気配値。  一方、横河電<6841>-7.20%、パンパシHD<7532>-4.13%、シスメックス<6869>-3.82%、アマダ<6113>-3.41%、キヤノンMJ<8060>-3.40%、大塚商<4768>-3.11%、ミスミG<9962>-2.99%、NRI<4307>-2.85%、カルビー<2229>-2.59%、リゾートトラ<4681>-2.33%などが安い気配値となっている。
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