後場コメント No.3 オービック、世紀東、システムサポ、ナカバヤシ、塩野義、スクロール

2022/05/11(水) 15:00
★13:10  オービック-東海東京が目標株価引き上げ 独自のポジショニングを評価、順調な収益成長を期待
 オービック<4684.T>が反発。東海東京調査センターでは、独自のポジショニングを評価、順調な収益成長を期待。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価は20000円→20400円に引き上げた。

 23/3期会社計画は売上高が前年比10%増985億円、営業利益が同10%増の596億円、営業利益率が同横ばいの60.5%。東海東京では、売上計画は足下の受注動向を考慮すれば妥当な水準と考えるが、収益性は特段の営業コスト増が発生しない限り増収効果により改善すると見込んでおり、23/3期営業利益は612億円、営業利益率は62.1%と予想。ERPシステムのクラウドシフトが進む中、SaaS型でサービスを提供する競合の存在感が高まっていると指摘。その中で、きめ細やかなカスタマイズ対応を行うことで競合と差別化をしており、相対的に付加価値の高い案件獲得を実現している点を評価している。

★13:11  世紀東急工業-後場上げ幅拡大 今期営業益13%増見込む 前期は48%減
 世紀東急工業<1898.T>が後場上げ幅拡大。同社は11日13時、23.3期通期の連結営業利益予想を50.0億円(前期比13.2%増)だと発表した。

 「中期経営計画(2021-2023年度)」をはじめとする、各種施策に取り組むとしている。

 22.3期通期の連結営業利益は44.2億円(前の期比47.8%減)だった。建設事業において、受注高は674.2億円(同8.8%減)、完成工事高は697.0億円(同6.3%減)となったことが響いた。

★13:11  世紀東急工業-後場上げ幅拡大 120万株・8億円を上限に自社株買い 割合は3.21%
 世紀東急工業<1898.T>が後場上げ幅拡大。同社は11日13時、120万株・8億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月12日~2023年3月20日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.21%となる。

★13:15  システムサポート-後場上げ幅拡大 3Q累計営業益33%増 通期進ちょく率96%
 システムサポート<4396.T>が後場上げ幅拡大。同社は11日13時、22.6期3Q累計(7-3月)の連結営業利益は10.3億円(前年同期比33.0%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は95.6%

 主力のソリューション事業において、システムの維持運用の効率化に向けたクラウドサービスやITシステム基盤などのクラウドサービス利用支援分野の受注が好調に推移したことが寄与した。

★13:17  ナカバヤシ-急騰 世界初の食品向けバリア包装材の製造分野における独占権を取得
 ナカバヤシ<7987.T>が急騰。同社は11日、プラスチックバルブ不要のガス抜き技術「TiMELESS」を採用した世界初の食品向けバリア包装材の製造分野における独占権を取得したと発表した。

 2022年7月下旬に自社製造体制の構築を完了し、オンデマンド印刷による小ロットに対応した紙製パッケージを地球にやさしい製品「asue(あすえ)」ブランドから提供開始するとしている。

★13:18  塩野義製薬-後場下げ幅拡大 今期営業益9%増見込む 前期は6%減
 塩野義製薬<4507.T>が後場下げ幅拡大。同社は11日13時、23.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を1200億円(前期比8.8%増)、年間配当予想を120円(前期は115円)にすると発表した。市場コンセンサスは1765億円。

 一般用医薬品、米欧におけるセフィデロコルの販売拡大、中国事業の拡大などを見込む。先行投資で取り組んできたCOVID-19関連製品の製造販売承認取得後の実用化に伴う収益の貢献も見込むとしている。

 22.3期通期の連結営業利益は1103億円(前の期比6.1%減)だった。セフィデロコルの米欧での売り上げの伸長や、HIVフランチャイズに関するロイヤリティー収入の増加により増収となったものの、COVID-19関連プロジェクトへの積極投資により研究開発投資が増加したことが響いた。

 なお、今期の見通しがコンセンサスを大幅に下回っていることもあり、株価は下げ幅を広げている。

★13:25  スクロール-続落 今期営業益19%減見込む 前期は70億円の黒字
 スクロール<8005.T>が続落。同社は10日、23.3期通期の連結営業利益予想を57.0億円(前期比18.6%減)だと発表した。

 各事業セグメント成長による、既存通販事業の一本足経営からの脱却をめざすとしている。

 22.3期通期の連結営業利益は70.0億円(前の期は73.9億円)だった。同期より、「収益認識に関する会計基準」を適用しており、対21.3期増減率は記載していない。


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