トリケミカル-買い気配 今期営業益74%増見込む 前期は44%減 新中計策定
トリケミカル研究所<4369.T>が買い気配。同社は15日、25.1期通期の連結営業利益予想を33.8億円(前期比73.5%増)に、年間配当予想を30円(前期は30円)にすると発表した。
半導体需要が緩やかに回復するとの見方があり、半導体製造用化学化合物の需要も増加していくと見込まれる。この環境下、経費削減に取り組み、半導体需要が回復した場合に備えて新規材料の市場投入と既存の材料の生産性向上を図る。
24.1期通期の連結営業利益は19.5億円(前の期比44.4%減)だった。半導体メーカーの在庫調整や設備投資計画の見直しによる減産の影響を受けた。
併せて、25.1期~27.1期を対象期間とする中期経営計画を策定したことも発表した。最終年度の営業利益目標は61.0億円とする。半導体製造用化学化合物の生産開発能力の向上を推し進め、国内外の最先端半導体の需要増に即応できる体制を整えることなどに取り組むとしている。
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