前場コメント No.5 三菱ガス、レゾナックHD、INFORICH、ネクソン、MIC、LaboroAI

2025/02/14(金) 11:31
★9:08  三菱ガス化学-8日ぶり大幅反落 3Q累計営業益17%増もコンセンサス下回る
 三菱ガス化学<4182.T>が8日ぶり大幅反落。同社は13日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は453億円(前年同期比17.2%増)だったと発表した。市場コンセンサスは472億円。

 機能化学品事業の損益が全般的に前年同期を上回ったことや、円安により増益となった。

 なお、株価はコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:09  レゾナックHD-急落 今期最終益は260億円見込む 前期は最終黒字転換
 レゾナック・ホールディングス<4004.T>が急落。同社は2月13日に、25.12期通期の連結純利益予想(IFRS)は260億円と発表した。2025年12月期の連結業績予想はIFRSに基づき作成していることから、前期比較はできない。

 半導体需要を背景にコア成長事業である半導体・電子材料への積極的な設備投資を続けるとともに、引き続き事業ポートフォリオ改革、諸施策を進めるとしている。
 
 24.12期通期の連結純損益(日本基準)は554億円の黒字(前の期は190億円の赤字)だった。モビリティセグメントは減益となったが、その他の3セグメントは増益となった。前期に比べ持分法による投資利益などが改善したことや、旧本社土地建物の固定資産売却益などを特別利益に計上したことも寄与した。

 株価は、会計基準が異なるため直接比較はできないものの、見た目上の純利益の数値が大きく減少していることが嫌気され、売りが出ているようだ。

★9:10  INFORICH-売り気配 今期営業益39%増見込むもコンセンサス下回る
 INFORICH<9338.T>が売り気配。同社は13日、25.12期通期の連結営業利益予想を23.1億円(前期比39.3%増)にすると発表した。市場コンセンサスは31.0億円。

 国内ChargeSPOT事業の継続的な成長と連結子会社の増加により、増収増益を見込む。

 24.12期通期の連結営業利益は16.6億円(前の期比2.8倍)だった。会社計画の16.4億円から上振れて着地した。国内の料金改定や、M&Aによる新規連結子会社の貢献などが寄与した。

 なお株価は、業績予想がコンセンサスを下回ったことで売りが優勢となっている。

★9:10  ネクソン-反落 1Q最終益は下限で39%減見込む 前期は計画上回る
 ネクソン<3659.T>が反落。同社は2月13日、25.12期1Q(1-3月)の連結純利益予想(IFRS)を219.8億円~265.8億円(レンジ形式:前年同期比38.8%減~26.0減)にすると発表した。

 1Qにおいては、前年同期比で「EA SPORTS FC」フランチャイズによる減収を見込んでいる
ものの、「アラド戦記モバイル」や2025年3月28日にリリース予定の「The First Berserker: Khazan」の増収寄与による「アラド戦記」フランチャイズの成長および韓国におけるPC版の再成長による「メイプルストーリ」フランチャイズの増収を予想している。
 また、前年同期比で業績連動賞与や従業員数の増加による人件費の増加と主に新作のプロモーションに係る広告宣伝費の増加を見込んでいる。

 24.12期通期の連結純利益は1348億円(前の期比91.0%増)だった。会社計画のレンジ上限1090億円を上回った。4Qにおいて主に為替相場における円安および韓国ウォン安進行の影響から、同社および在外子会社が保有する外貨建の現金預金などから発生した為替差益316億5000万円を計上したことなどが寄与した。

★9:10  ネクソン-反落 3200万株・500億円を上限に自社株買い 消却も発表
 ネクソン<3659.T>が反落。同社は2月13日、3200万株・500億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年2月14日~2025年6月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.9%となる。

 また、1991万1683株の自己株式を消却すると発表した。消却予定日は2025年2月28日。消却前の発行済み株式総数に対する割合は2.4%となる。

 併せて、2024年2月8日付で公表した「自己株式の取得に係る方針の策定に関するお知らせ」の内容を一部変更することも発表した。

 株主還元策として、2024年2月9日から2026年2月12日までの約2年間の期間に、取得総額1500億円を上限とする自己株式の取得を実施する方針とした。変更前は「株主還元策として、2024年2月9日から2027年2月8日までの3年間の期間に、取得総額1000億円を上限とする自己株式の取得を実施する方針」としていた。

★9:11  MIC-買い気配 通期営業益を上方修正 3Q累計営業益は2.2倍
 MIC<300A.T>が買い気配。同社は2月13日に、25.3期通期の営業利益予想を従来の6.2億円から8.6億円(前期比62.5%増)に上方修正すると発表した。

 3Q累計において、既存取引先への360度フルサービス拡販などが順調に推移していることに加え、ドラッグストア業界向けCo.HUBが2024年12月末時点で20チェーン/約1万店舗で導入となり、Co.HUB利用メーカー数が300を超え好調に推移していることを踏まえた。

 25.3期3Q累計(4-12月)の営業益は7.6億円(前年同期比2.2倍)だった。

 併せて、25.3期の期末配当予想を17.6円→24.0円(前期は20円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★9:11  Laboro.AI-買い気配 1Q営業益6.4倍 コストが想定下回る
 Laboro.AI<5586.T>が買い気配。同社は13日、25.9期1Q(10-12月)の営業利益は1.2億円(前年同期比6.4倍)だったと発表した。

 顧客のDX投資の需要が堅調なことに加え、24.9期の一部案件の契約タイミングなどのズレから収益認識が25.9期1Qにずれ込んだこともあり、売上高が想定を上振れて着地。堅調な売り上げに対し、体制拡充が想定より軟調に進ちょくし、人件費・採用研修費などのコストが想定より下回ったことも寄与した。


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