後場コメント No.4 日清食HD、日東電、ガンホー、中部飼、矢作建、DMG森精

2025/05/07(水) 15:30
★13:48  日清食品HD-みずほが目標株価を引き下げ 慎重な26/3期利益ガイダンスを予想
 日清食品ホールディングス<2897.T>が小幅安。みずほ証券は、新工場負担/トランプ関税もあり慎重な26/3期利益ガイダンスを予想。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は5250円→4400円に引き下げた。

 みずほでは、26/3期利益ガイダンスは、25年8月稼働予定の米国新工場の投資負担と、トランプ関税の影響もあり、慎重な見方が示されるとみている。既存事業コア営業利益は前期比横這い程度となる見通し。みずほでは米国即席麺市場の数量CAGRは1桁台前半%と予想。一方、商品の配送効率向上や新エリアの市場開拓にもつながる米国市場への投資をポジティブに評価。米国における中期的な機会に注目している。

★13:56  日東電工-SMBC日興が目標株価引き下げ 27.3期以降の成長への確度を高めたい
 日東電工<6988.T>が4日ぶり反落。SMBC日興証券では、逆風に耐えつつ27.3期以降の成長への確度を高めたいとし、投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価を2900円→2400円に引き下げた。

 SMBC日興では、25.3期4Q決算は核酸医薬のCDMOの実績、オプトロニクスの26.3期会社計画が悪材料となったと指摘。25.3期の大幅増益を経て、26.3期の業績はやはり踊り場となる公算が大きいと想定した。相互関税による影響、為替前提を踏まえ、会社計画の営業利益1700億円が下方修正される可能性にも留意すべきと考えている。一方で、27.3期には高精度基板、CDMOをけん引役に2ケタ増益を予想。車載用偏光板を含め、成長のけん引役となるであろう事業の動向を引き続き注視としている。

★14:02  ガンホー-みずほが目標株価を引き上げ 業績/ガバナンスの改善に注目も現状かなり流動的
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>が続落。みずほ証券は、業績/ガバナンスの改善に注目も現状かなり流動的と指摘。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は2600円→2900円に引き上げた。

 みずほでは、アクティビスト・ファンドによる株式取得/提案に伴う、ガバナンスなどの大きな改善や、開発中のグローバル向け新作がそろそろ新発表/始動していく可能もあるため、アップサイドが注目されるとは考えている。一方、現状では確度がかなり低い、流動的であると言わざるを得ないと指摘。改善ペースは、株式市場の期待には届いていない(24/12期決算時に、自社株買いと配当方針の変更を発表)かもしれないが、ガバナンス/株主還元などの改善の方向性は今後も続くものと期待している。

★14:09  中部飼料-後場急騰 115万株・15億円を上限に自社株買い 割合3.89%
 中部飼料<2053.T>が後場急騰。同社は7日14時、115万株・15億円を上限とする自己株式の取得を行うと発表した。取得期間は2025年5月8日~26年3月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.89%。

★14:09  中部飼料-後場急騰 今期営業益21%増見込む 前期は9%増
 中部飼料<2053.T>が後場急騰。同社は7日14時、26.3期通期の連結営業利益予想を52.0億円(前期比21.4%増)に、年間配当予想を60円(前期は52円)にすると発表した。飼料セグメントの規模拡大と収益力向上、その他セグメントの事業成長加速などに取り組む。

 25.3期通期の連結営業利益は42.8億円(前の期比8.9%増)だった。畜産飼料における原料ポジションの改善や、その他セグメントにおいて畜産用機器の販売台数が国内外で伸びたことなどが寄与した。期末配当は従来予想の25円に対し27円に決定した。

★14:15  矢作建設工業-後場急騰 今期営業益16%増見込む DOE・累進配当導入も発表
 矢作建設工業<1870.T>が後場急騰。同社は7日14時、26.3期通期の連結営業利益予想を100億円(前期比15.5%増)に、年間配当予想を90円(前期は80円)にすると発表した。建設事業の増益により、前期実績を上回る見込みとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は86.5億円(前の期比9.0%減)だった。

 併せて、株主への還元姿勢を一層明確にするため、配当方針を見直すと発表した。短期的な利益変動の大きな局面においても、単年度の業績の影響を受けにくい「自己資本配当率(DOE)」を導入するとともに、累進配当を基本とする方針(従来は配当性向30%以上)へと変更するとしている。

★14:20  DMG森精機-後場急落 1Q営業益86%減 売上収益は14%減
 DMG森精機<6141.T>が後場急落。同社は7日14時10分、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は18.2億円(前年同期比85.5%減)だったと発表した。売上収益は1140億円(同14.2%減)となった。営業利益の市場コンセンサスは70.0億円。

 1Q連結受注額は1207億円(前四半期比5.4%増)と回復し、顧客からの引き合いは一定数あったことから需要は底打ちから徐々に回復しつつあると考えている。年度の連結受注見通しについては期初計画通り5300億円(前期比6.9%増)を見込んでおり、受注残を計画通りにこなすことで今期の売り上げ計画達成をめざすとしている。
 
 併せて、既存ハイブリッドファイナンスのリプレイスメントに向けて、公募形式による無担保永久社債(劣後特約付)および永久劣後特約付ローンによる調達を検討していることも発表した。最大額は570億円。内訳は需要状況やマーケット環境などを総合的に勘案し決定する予定としている。


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