前場コメント No.5 日製鋼、ライトオン、三菱重、トウキョベース、ザイン、イオン
★9:57 日本製鋼所-SMBC日興が目標株価を引き上げ 防衛と原子力共に外部環境は良好
日本製鋼所<5631.T>が続落。SMBC日興証券では、防衛と原子力共に外部環境は良好と指摘。投資評価を「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は7600円→10500円に引き上げた。
SMBC日興では、地政学リスクの上昇を背景として株式市場で防衛関連銘柄の長期成長期待は高まっているとみて基準年度を26/3期→28/3期に変更。産業機械事業で射出成形機の需要が弱含む一方で素形材・エンジニアリング事業の収益性改善が可能とみて通期計画を達成可能と予想している。成長ドライバーの外部環境は追い風となっており、引き続き期待値を織り込みやすい局面が継続する可能性が高いと指摘。カタリストは、(1)8月に発表される防衛省の2026年度予算概算要求、(2)欧州原子力案件の獲得、(3)株主還元強化、の3点を挙げた。
日本製鋼所<5631.T>が続落。SMBC日興証券では、防衛と原子力共に外部環境は良好と指摘。投資評価を「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は7600円→10500円に引き上げた。
SMBC日興では、地政学リスクの上昇を背景として株式市場で防衛関連銘柄の長期成長期待は高まっているとみて基準年度を26/3期→28/3期に変更。産業機械事業で射出成形機の需要が弱含む一方で素形材・エンジニアリング事業の収益性改善が可能とみて通期計画を達成可能と予想している。成長ドライバーの外部環境は追い風となっており、引き続き期待値を織り込みやすい局面が継続する可能性が高いと指摘。カタリストは、(1)8月に発表される防衛省の2026年度予算概算要求、(2)欧州原子力案件の獲得、(3)株主還元強化、の3点を挙げた。
★9:58 ライトオン-急騰 3Q累計営業赤字縮小 売上総利益率が大幅に改善
ライトオン<7445.T>が急騰。同社は9日、25.8期3Q累計(9-5月)の連結営業損益は2.3億円の赤字(前年同期は21.4億円の赤字)だったと発表した。
PB比率の拡大、新規サプライヤーとの協業によるPB商品の仕入原価率の引き下げに取り組むとともに、値下げ幅の調整や、段階的な実施を継続することで、過度な値下げ
による損失の抑制に努めた。今期に見込まれる商品価値の下落を前期末に商品評価損として計上したことにより、売上総利益率は51.1%(前年同期比+6.1ポイント)と大幅に改善した。徹底したコスト削減に取り組んだ結果、販管費を大幅に削減したことも寄与した。
ライトオン<7445.T>が急騰。同社は9日、25.8期3Q累計(9-5月)の連結営業損益は2.3億円の赤字(前年同期は21.4億円の赤字)だったと発表した。
PB比率の拡大、新規サプライヤーとの協業によるPB商品の仕入原価率の引き下げに取り組むとともに、値下げ幅の調整や、段階的な実施を継続することで、過度な値下げ
による損失の抑制に努めた。今期に見込まれる商品価値の下落を前期末に商品評価損として計上したことにより、売上総利益率は51.1%(前年同期比+6.1ポイント)と大幅に改善した。徹底したコスト削減に取り組んだ結果、販管費を大幅に削減したことも寄与した。
★10:07 三菱重工業-SMBC日興が目標株価を引き上げ 外部環境は追い風、長期成長力を見据え
三菱重工業<7011.T>が続落。SMBC日興証券では、外部環境は追い風、長期成長力を見据えた。投資評価を「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は2900円→4300円に引き上げた。
SMBC日興では、地政学リスクの高まりで株式市場の長期成長期待が高まっていると判断し、基準年度を27/3期→28/3期、適用PERを従来の25倍(過去10年上限レンジ)に30%プレミアムを付与した32.5倍に変更。特に防衛においてNATOが防衛予算GDP比5%目標を定めたほか中東情勢の緊迫状態が継続しているなか、防衛事業に対する長期成長期待が高まりやすい局面とみている。原子力、GTCCといった成長分野も有しており引き続き株式市場の長期成長期待を持ちやすい銘柄として推奨している。
三菱重工業<7011.T>が続落。SMBC日興証券では、外部環境は追い風、長期成長力を見据えた。投資評価を「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は2900円→4300円に引き上げた。
SMBC日興では、地政学リスクの高まりで株式市場の長期成長期待が高まっていると判断し、基準年度を27/3期→28/3期、適用PERを従来の25倍(過去10年上限レンジ)に30%プレミアムを付与した32.5倍に変更。特に防衛においてNATOが防衛予算GDP比5%目標を定めたほか中東情勢の緊迫状態が継続しているなか、防衛事業に対する長期成長期待が高まりやすい局面とみている。原子力、GTCCといった成長分野も有しており引き続き株式市場の長期成長期待を持ちやすい銘柄として推奨している。
★10:15 TOKYO BASE-SMBC日興が目標株価引き上げ 再び海外期待が高まるか注目
TOKYO BASE<3415.T>が続伸。SMBC日興証券では、免税売り上げも含め再び海外期待が高まるか注目。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を270円→450円に引き上げた。
SMBC日興では、業績予想、基準年度、マルティプルの見直しにより目標株価を引き上げた。昨今のインバウンド消費は衣類が好調で、同社は全品日本製、セレクト業態は日本のデザイナーズブランドを扱う特徴から訪日客をとらえやすいとみている。また、26.1期から出店再加速のステージに入ったことで、今後の収益改善トレンドにも注目している。
TOKYO BASE<3415.T>が続伸。SMBC日興証券では、免税売り上げも含め再び海外期待が高まるか注目。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を270円→450円に引き上げた。
SMBC日興では、業績予想、基準年度、マルティプルの見直しにより目標株価を引き上げた。昨今のインバウンド消費は衣類が好調で、同社は全品日本製、セレクト業態は日本のデザイナーズブランドを扱う特徴から訪日客をとらえやすいとみている。また、26.1期から出店再加速のステージに入ったことで、今後の収益改善トレンドにも注目している。
★10:16 ザインエレクトロニクス-3日続伸 NICTの研究開発プロジェクトで光半導体製品開発
ザインエレクトロニクス<6769.T>が3日続伸。同社は9日、情報通信研究機構(NICT)の、令和7年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム【事業戦略支援型】の「データセンター向け多チャンネル光配線集積技術に関する研究開発プロジェクト」に同社の次世代AI向け光伝送DSPfree多チャンネル半導体 (VCSEL Driver/TIA) 技術の研究開発が3年間のプロジェクトとして採択され、世界市場展開に向けて製品開発を加速すると発表した。
同プロジェクトの交付決定額は6億2255万円。同社の独自技術である「ZERO EYE SKEWTM」を用いて完全アナログ型伝送技術により信号品質を維持しつつ、超低遅延 (2.0TB/s時に従来比90%削減)、超低消費電力 (同73%削減)、多チャンネル高密度、低コストを実現する光半導体を3年間で開発する計画だとしている。
ザインエレクトロニクス<6769.T>が3日続伸。同社は9日、情報通信研究機構(NICT)の、令和7年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム【事業戦略支援型】の「データセンター向け多チャンネル光配線集積技術に関する研究開発プロジェクト」に同社の次世代AI向け光伝送DSPfree多チャンネル半導体 (VCSEL Driver/TIA) 技術の研究開発が3年間のプロジェクトとして採択され、世界市場展開に向けて製品開発を加速すると発表した。
同プロジェクトの交付決定額は6億2255万円。同社の独自技術である「ZERO EYE SKEWTM」を用いて完全アナログ型伝送技術により信号品質を維持しつつ、超低遅延 (2.0TB/s時に従来比90%削減)、超低消費電力 (同73%削減)、多チャンネル高密度、低コストを実現する光半導体を3年間で開発する計画だとしている。
★10:26 イオン-大幅安 1Q決算発表を延期 ベトナム子会社が買収前に不適切会計
イオン<8267.T>が大幅安。同社は9日、7月11日に予定されていた26.2期1Q(3-5月)の決算発表を延期すると開示した。
連結子会社のイオンフィナンシャルサービス<8570.T>が6月6日付で開示したベトナム事業に関する持分取得前の不適切な会計処理について、持分譲渡元である企業との間で協議を継続中であることなどから、発表を延期する。延期後の決算発表については、7月31日を予定している。
株価は決算発表延期を嫌気した売りが優勢となっている。イオンフィナンシャルサービスも9日に、7月10日予定の1Q決算発表を延期(7月31日予定)することを発表しており、こちらも大きく売られている。
イオン<8267.T>が大幅安。同社は9日、7月11日に予定されていた26.2期1Q(3-5月)の決算発表を延期すると開示した。
連結子会社のイオンフィナンシャルサービス<8570.T>が6月6日付で開示したベトナム事業に関する持分取得前の不適切な会計処理について、持分譲渡元である企業との間で協議を継続中であることなどから、発表を延期する。延期後の決算発表については、7月31日を予定している。
株価は決算発表延期を嫌気した売りが優勢となっている。イオンフィナンシャルサービスも9日に、7月10日予定の1Q決算発表を延期(7月31日予定)することを発表しており、こちらも大きく売られている。
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