前場コメント No.5 サンバイオ、さくら、三井化学、ライフドリンク、アクセルマーク、GMOPG

2025/09/19(金) 11:30
★9:24  サンバイオ-急騰 米国TBIにおいてFDAとPhase3の試験デザインについて合意
 サンバイオ<4592.T>が急騰。同社は18日、26.1期2Q決算説明資料を開示した。

 同資料のなかで、市場での期待が高い「アクーゴ」に関する進ちょくの説明があったほか、米国における外傷性脳損傷(TBI)について、FDA(米国食品医薬品局)とSB623のPhase3試験デザインについて合意したことについても説明されている。

 株価はこれを好感し、前日比11.6%高となる2613円まで上昇する場面があった。

★9:29  さくらインターネット-一時ストップ高 国産生成AI開発でプリファードネットワークスなどと合意
 さくらインターネット<3778.T>が一時ストップ高。同社は18日、プリファード・ネットワークス(東京都千代田区 以下、PFN)および国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と、国産生成AIのエコシステム構築をめざすことで基本合意したと発表した。

 今回の取り組みに関して同社は、フルマネージドの生成AI向け実行基盤「さくらの生成AIプラットフォーム」において、選択可能な基盤モデルとしてNICTとPFNが共同開発するLLM(大規模言語モデル)を提供する。これにより利用者は、クラウド基盤からアプリケーションまで「完全に国内で完結した」生成AIの活用が可能になるとしている。

 上記の内容に関する報道を受けて18日はストップ高で終えていたが、会社からの発表を手掛かりにきょうも引き続き買いが優勢となっている。

★9:35  三井化学-SMBC日興が目標株価を引き上げ スペシャリティにも引き続き期待
 三井化学<4183.T>が続伸。SMBC日興証券では、エチレン再編のキープレイヤー、スペシャリティにも引き続き期待。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は4200円→4900円に引き上げた。

 SMBC日興では、業績予想を更新。26/3期1Q決算では会社計画の達成へ向け、成長領域(スペシャリティ)を中心に堅調なスタートが確認できたと指摘。大牟田工場では事故後、生産を早期に再開できたため、通期での業績影響は軽微となる可能性が高いとみている。2026年~2030年頃に想定される日本のエチレンプラントの再編では、役割や変化が特に大きくなると予想。メガネレンズ材料、農薬、EUV用ペリクルをはじめ、成長領域での増益要因も豊富なため、中期的に高い利益成長率が続くと予想。経営施策の進展、魅力的な製品群を踏まえた。

★9:36  ライフドリンク-大和が目標株価を引き上げ  中期的な成長確度は高い
 ライフドリンクカンパニー<2585.T>が続伸。大和証券では、新中計は達成を予想。中期的な成長確度は高いと指摘。投資判断は「1(買い)」を継続し、目標株価は2600円→2900円に引き上げた。

 大和では、会社計画に沿った利益成長を予想。中期的な成長のパイプラインが続々と揃ってきているという。また、新たなM&Aなどの発表があれば更に業績見通しが引き上がる可能性もあると指摘。低価格を武器に商品需要は高まると予想している。新中計で29/3期までの成長の道筋が明示されており、今後決算ごとの利益進捗や社長スモールを通じ達成確度が高まるにつれ、より長期的な利益見通しを織り込まれることも考えられるとコメントしている。

★9:38  アクセルマーク-反落 第2回無担保転換社債型新株予約権付社債を繰り上げ償還
 アクセルマーク<3624.T>が反落。同社は18日に、2021年4月28日にウィズ・パートナーズが業務執行組合員を務めるウィズAIoTエボリューション ファンド投資事業有限責任組合およびTHE ケンコウ FUTURE投資事業有限責任組合を割り当て先として発行した第2回無担保転換社債型新株予約権付社債について、発行要領に従い、2025年10月21日において残存する全部を繰り上げ償還すると発表した。

 繰り上げ償還金額は3億6556万2560円(各社債の額面100円につき金102円50銭)。同社の資本政策について見直しを行った結果、本社債の発行要項第16項第(2)号に従い、2025年10月21日時点で残存する本社債の全てにつき、繰り上げ償還するとしている。

★9:52  GMOPG-SMBC日興が目標株価引き上げ 利益成長力、資本効率の改善を評価
 GMOペイメントゲートウェイ<3769.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、利益成長力、資本効率の改善を評価。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を10000円→10300円に引き上げた。

 SMBC日興では、今期業績予想は大型加盟店の離脱影響の後ずれを織り込み、利益を上方修正した。同社の株価は26.9期ガイダンスへの警戒感などから軟調に推移しているが、25.9期は会社ガイダンス対比で営業利益は上振れ着地が見込まれ、おおむね事業は順調に拡大していると考えている。期待される資本政策の変化を踏まえると、同社のROEは拡大傾向に向かうと考えられ、同社の利益成長力、資本効率の改善に対する評価が高まれば、さらなる株価アップサイドに期待できるとしている。


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