前場コメント No.4 HUグループ、コメ兵HD、住友林、カゴメ、シスメックス、SBSHD

2025/11/26(水) 11:30
★9:08  HUグループ-反発 アルツハイマー病に関連する血液を用いた体外診断用医薬品を日本国内で承認申請
 H.U.グループホールディングス<4544.T>が反発。同社は25日、連結子会社の富士レビオ・ホールディングス傘下の富士レビオが、全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス G1200」および「ルミパルス G600II」で使用する、血漿中の217位リン酸化タウ蛋白(pTau217)とβ-アミロイド1-42の濃度を測定する検査試薬について、体外診断用医薬品(クラスIII)として厚生労働省に製造販売承認の申請を行ったと発表した。
 
 なお、同試薬は、米国において、アルツハイマー病に関連するアミロイド病理の確認を目的とした初めての血液用体外診断用医薬品として2025年5月に米国食品医薬品局(FDA)より承認を取得し、販売を開始しているほか、インドにおいても、現地のパートナー企業を通じて2025年6月に承認を取得しているとした。

★9:09  コメ兵HD-続伸 越境ライブコマースアプリ運営のiShopShopsを子会社化
 コメ兵ホールディングス<2780.T>が続伸。同社は25日、iShopShops(米国)の全株式を取得し、完全子会社化することに関して、基本合意書を締結することを決定したと発表した。
 
 iShopShopsは2016年にアメリカで創業され、バッグ、ジュエリー、アパレルなどの越境ライブコマースアプリ「ShopShops」を運営する企業だという。小売店、名高いファッションブランド、地元のブティック、独立系小規模事業者、デザイナーアウトレットなど幅広い事業者がサービスを活用し、アメリカを中心とする世界中でアプリ登録ユーザーを約140万人有している。
 
 同買収の理由は、プラットフォーム事業を同社の事業ポートフォリオに加え、アメリカを中心としたグローバル市場における販路拡大による既存事業との売り上げシナジーを実現すること、および中長期的にはサービスを通じて売買をするユーザー、それに伴う手数料収入を増加させ、同社グループの収益源の多角化をめざすことにあるとした。 
   

★9:21  住友林業-大幅に3日続伸 米国の年内利下げ期待が高まる 米住宅大手が大幅高
 住友林業<1911.T>が大幅に3日続伸。米国の年内利下げ期待が材料視されている。

 前日の米国市場では、利下げ期待が強まったことで主要3指数ともに堅調な推移。「(利下げに前向きな)ハセット米国家経済会議(NEC)委員長が次期米連邦準備理事会(FRB)議長人事の最有力候補」と伝わったことで、年内利下げ期待が高まったことが相場の支えになった。

 利下げによる住宅需要の持ち直しが期待されたことで、25日の米国市場では住宅大手のDRホートンやレナーなどが大幅高で終えている。同社も米国での住宅事業を展開していることから、業績持ち直しを期待した買いが入っている。

★9:26  カゴメ-3日続伸 一部商品を価格改定 2026年2月1日納入分より
 カゴメ<2811.T>が3日続伸。同社は25日、家庭用(飲料)および業務用の一部商品について、2026年2月1日の同社からの納品分より出荷価格を改定すると発表した。
 
 対象商品は、家庭用飲料104品目および業務用飲料など44品目の合計148品目。家庭用飲料は出荷価格を最大19.1%、業務用飲料などは同20.3%値上げするとしている。

★9:27  シスメックス-東海東京がレーティング引き下げ 中国の医療費抑制政策の影響を慎重にみる
 シスメックス<6869.T>が3日ぶり反落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、中国の医療費抑制政策の影響を慎重に判断。レーティングを「Outperform」→「Neutral」に、目標株価を2500円→1700円へそれぞれ引き下げた。

 東海東京では、中国医療費抑制政策の影響などを慎重にみて業績予想と目標株価を下方修正し、レーティングを Neutral に引き下げた。同社は中国医療費抑制政策の影響による代理店の在庫調整が26.3期下期に底打ちし、各種政策による落ち込みが26.3期で一巡するとみている。一方、東海東京では期中からこの傾向が強まったことなどから27.3期前半までこの影響が残ると想定している。

★9:33  SBSHD-SBIが目標株価引き上げ 引き続き物流事業の営業利益率に注目
 SBSホールディングス<2384.T>が4日続伸。SBI証券では、引き続き物流事業の営業利益率に注目。投資判断「買い」を継続、目標株価を4200円→4500円と引き上げた。

 SBIでは、前回レポート(9/22発行)にて同社の「物流事業の営業利益率」に注目と述べた。25.12期3Qの物流事業の営業利益率は2.9%。25.12期1Q:1.8%、2Q:2.6%、3Q:2.9%と着実に改善をしており、既存不採算拠点収支改善効果が大きいとSBIでは認識している。
 来期は、新規顧客開拓、M&Aをしたブリヂストン物流、ブラックバードロジスティクスの業績寄与を推進することで、27.12期には物流事業の営業利益率は3.5%まで上昇するとSBIでは考えている。


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平山HD-急騰 1Q営業益63%増 収益改善で良好な滑り出し
マーケットデータ
日経平均 49,583.20 +923.68
TOPIX 3,352.86 +61.97
グロース250 682.89 +15.58
NYダウ 47,112.45 +664.18
ナスダック総合 23,025.59 +153.59
ドル/円 155.84 -0.22
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