前場コメント No.7 村田製、明豊エンター、JX金属、ピジョン、ミルボン、住阪セメ

2026/06/12(金) 11:34
★9:42  村田製作所-大幅続伸 米ハイテク株高を好感 MLCC関連に買い
 村田製作所<6981.T>が大幅続伸。米国ハイテク株の上昇が好感されている。

 前日の米国市場ではハイテク株が強く買い戻され、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が9%近い上昇。地政学リスクの後退などを受けて、直近調整傾向にあったAI関連株が軒並み急反発した。

 この流れを受けて、AIデータセンター向けで積層セラミックコンデンサ(MLCC)の需要拡大が見込まれる同社にも買いが入っている。TDK<6762.T>のほか、MLCC向け材料を手掛ける堺化学工業<4078.T>や日本化学工業<4092.T>なども高い。証券会社による目標株価引き上げがあった太陽誘電<6976.T>は足元11%を超える上昇。アルミ電解コンデンサー関連も買われており、日本ケミコン<6997.T>、ニッポン高度紙工業<3891.T>などが大幅高となっている。

★9:50  明豊エンタープライズ-3日ぶり大幅反発 3Q累計最終益50%増 物件売却が堅調
 明豊エンタープライズ<8927.T>が3日ぶり大幅反発。同社は11日、26.7期3Q累計(8-4月)の連結純利益は15.7億円(前年同期比49.5%増)だったと発表した。

 不動産開発事業において、新築一棟投資用賃貸マンション「EL FARO」シリーズを23棟、「LOS ARCOS」シリーズを1棟売却。その他、中古収益用不動産1棟、開発事業用地2物件の売却を行っており、これらが利益増に貢献した。
    

★9:52  JX金属-急騰 ハードディスクメディア向け磁性材スパッタリングターゲットの生産能力を増強
 JX金属<5016.T>が急騰。同社は11日、ハードディスクドライブ(以下「HDD」)に搭載されるハードディスクメディア(以下「HDメディア」)に使用される磁性材スパッタリングターゲットについて、2026年度下期より生産能力の増強を段階的に実施すると発表した。
 
 近年、HDDの記録方式は従来のPMR方式から、さらなる記録容量の大容量化を実現する次世代記録方式であるHAMR方式の実用化が進んでいるという。これに伴い、HDメディアでも新たな材料採用が進んでおり、同社が保有する幅広い材料知見と製造技術を生かして、顧客製品の性能向上に貢献するとともに、磁性材ターゲットの採用拡大をめざしているとした。
    

★10:04  ピジョン-SMBC日興が投資評価を引き上げ 先進国も育児消費拡大、業績・ガバナンス共改善
 ピジョン<7956.T>が大幅反発。SMBC日興証券では、先進国も育児消費拡大、業績・ガバナンス共改善と指摘。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は1800円→2400円に引き上げた。

 SMBC日興では、26/12期1Q実績を踏まえ業績予想を増額。これまで中国における競争環境や、中国への利益依存度の高さが同社株価の重石と捉えていたが、これまで価格攻勢が主だった中国哺乳瓶競合のローカル企業は調達環境の悪化から値上げをせざるを得ない状況になっていると指摘。原材料の高騰など外部環境が不透明ななか、競争環境緩和が継続するとみている。欧米市場における哺乳瓶シェア獲得、日本における競争力を生かした成長で、連結利益成長率が高まる局面と判断。日本やランシノ事業の利益創出を伴う成長実績が確認できれば、株式市場のリビジョン切り上がりのみならず、マルチプル回復局面に繋がるとみている。

★10:04  ミルボン-SMBC日興が投資評価を引き上げ 国内原点回帰と海外成長、経営改革でV字回復へ
 ミルボン<4919.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、国内原点回帰と海外成長、経営改革でV字回復を予想。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は3000円→3800円に引き上げた。

 SMBC日興では、国内市場はヘアケア・ヘアカラー共にエイジングに伴う髪質の悪化対策など付加価値化ニーズが高まっており、ハイエンド品に強みを持ち、シェア拡大が継続する成長シナリオは不変と考えている。不透明な外部環境において最大手としての競争優位性が示されると予想。海外は、主たる韓国や北米での高い成長が継続し、売上高が今後5年で年11%拡大、営業利益が年32%増加するとみている。海外売上比率は25/12期26%→30/12期32%へ、営業利益エクスポージャーは同16%→33%へ高まるとみている。

★10:04  住友大阪セメント-SMBC日興が投資評価を引き上げ 高機能品の事業基盤拡大に注目
 住友大阪セメント<5232.T>が急反発。SMBC日興証券では、主力事業のサイクルは好転へ、高機能品の事業基盤拡大に注目。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は4700円→6400円に引き上げた。

 SMBC日興では、27/3期は中東情勢悪化による原油、一般炭市況高が業績の重荷となるが、28/3期は国内セメント値上げの浸透や、NAND向け静電チャックの需要回復が業績を牽引する見通しで、株価見直し余地が大きいと指摘。高機能品は、主力の静電チャックが特定顧客への依存度が高い点や、製品ラインアップの充実度に関して、競合比で課題があると考えている。今後、半導体製造装置向けのヒーターや、光関連製品などで事業機会を捕捉できるかが焦点になるとコメントした。


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