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8,407円 (+20)
AIの追い風が一段と強まる、UBSが「Buy」継続、目標株価7500円→9800円
UBS証券が業績予想を増額修正。投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の7500円から9800円に引き上げた。

当社では、営業利益予想を26年3月期:540億円→642億円、27年3月期:685億円→795億円、28年3月期:870億円→1032億円に増額する。コンセンサスを10%/5%/14%上回る。コンセンサスはAI向け基板増加によるミックス改善効果を過小評価していると推察。増額修正は電子で、第1四半期決算を踏まえ同営業利益率の想定を引き上げたことが主因。AI GPU向けの収益性が想定以上に良好なほか、これまで苦戦していたPC/汎用サーバーの主要顧客向けの収益性も価格是正などを背景に改善していることを考慮。26年3月期第4四半期より貢献が見込まれるネットワークスイッチ/AI ASIC向けABF基板の採算性は良好と推察。

中間決算における注目点は、(1)AI GPUの主要顧客向け新製品のロードマップ、(2)T-Glassなど部材調達に対する手ごたえ、(3)河間新工場の活用方法、などに注目。(1)については、仮に若干の遅れが生じても27年3月期以降の大幅増益シナリオは不変と見る。(2) は上流サプライチェーンとの良好な関係やガラスクロスにおける調達先の開拓などから競合他社比で優位性があると推察。(3)は主要顧客と交渉中と見られるが、何等かの方向性が提示される可能性があると見ており、27年3月期以降の成長期待を下支えする可能性がある。

投資家と議論する限り、ABF基板の大型化や高多層化などポジティブな要素は織り込まれてきたとの声も聞かれる。しかし、(1)AI需要の一段の強さ、(2)顧客層の拡大、(3)T-Glass供給問題が改善傾向に向かう、など今後のアップサイドに富むと我々は見ている。新目標株価9800円は27年3月期予想PER24倍に依拠。顧客層の広がりを踏まえ前回22倍から増額。24倍は2005~2010年の高成長局面のレンジ(PER20~28倍) の中央値に相当する水準。AI恩恵の大きさからセクター平均(15~20倍)比でプレミアムに値する。TDKや村田製作所と並びセクター内トップ推奨する、と指摘。

今2026年3月期連結営業利益を修正後会社計画550億円(EPS243.5円)に対し従来予想540億円(EPS275.1円)から642億円(EPS326.2円)へ、来2027年3月期同685億円(EPS347.8円)から795億円(EPS402.9円)へ、2028年3月期同870億円(EPS440.5円)から1032億円(EPS521.7円)へ増額している。

過去に取り上げた銘柄
09月16日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
アンリツ
(6754)
1,994.5 +249.5 光トランシーバ検査装置で利益成長の局面を迎える、ゴールドマンが新規「買い」、目標株価2300円
アインHD
(9627)
6,895 +823 さくら薬局グループの利益寄与が早期発現へ、野村が「Buy」継続、目標株価7900円→8900円
三菱電
(6503)
3,854 +88 収益改善施策を評価、JPモルガンが「Neutral」→「Overweight」、目標株価3000円→4300円
神戸物産
(3038)
4,249 +158 想定以上に自社工場の収益性改善が進む、BofAが「買い」継続、目標株価5050円→5400円
09月12日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
日電硝
(5214)
4,918 +157 構造改革と半導体関連ガラスの成長が両輪で進む、JPモルガンが「Overweight」継続、目標株価4000円→5500円
ANYCOLOR
(5032)
5,650 +700 26年4月期第1四半期はイベント貢献が想定以上の好決算、野村が「Buy」継続、目標株価5100円→6100円
Dガレージ
(4819)
3,855 +105 単なる決済やクレジットカード企業よりも面白い、ジェフリーズが新規「Buy」、目標株価4400円
日電子
(6951)
4,909 +53 医用機器事業の分割は半導体エクスポージャー増加の一環、BofAが「買い」継続、目標株価5300円→6100円
09月11日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
デクセリアルス
(4980)
2,082.5 +80 フォトニクスの成長で経営力を示す、SMBC日興が新規「1」、目標株価3100円
東京計器
(7721)
4,525 +255 防衛省による26年度概算要求額は過去最大、野村が「Buy」継続、目標株価4400円→5500円
関電工
(1942)
4,092 +78 28年3月期にかけて完成工事総利益率の改善が続こう、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価2400円→4800円
フェローテック
(6890)
3,920 +80 サプライチェーン再構築を捉え成長、SMBC日興が新規「1」、目標株価4900円
09月10日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
東エレク
(8035)
21,020 +420 株価は割安に過ぎるだろう、強気に転じる、UBSが「Neutral」→「Buy」、目標株価27000円→28000円
五洋建
(1893)
1,099.5 +25.5 国内建築・土木とも受注好調、建築は粗利率改善、野村が「Buy」継続、目標株価1080円→1350円
スズキ
(7269)
2,091 +37 インドGST引き下げで今下期から新車販売激増へ、SBIが「買い」継続、目標株価2700円→3000円
ULS-G
(3798)
7,990 +100 26年3月期、27年3月期とも20%超の増益を見込む、岡三が「強気」継続、目標株価6500円→9200円
09月09日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
マツダ
(7261)
1,176 +78.5 個別要因に光、新型CX-5に期待、シティグループが「売り」→「買い」、ターゲットプライス780円→1400円
JX金属
(5016)
1,570 +95.5 AI向け高シェア製品群の強い成長を予想、SMBC日興が「2」→「1」、目標株価900円→1800円
大塚HD
(4578)
8,477 +226 25年度後半はネクスト8からの結果公表に期待、みずほが「中立」→「買い」、目標株価8000円→10700円
TOYOTIRE
(5105)
3,949 +116 来26年度業績は一段と向上へ、モルガンMUFGが「Overweight」継続、目標株価3700円→4800円
09月08日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
富士電機
(6504)
9,693 +458 電力機器好調、FA、半導体も下期には改善、シティグループが「買い」継続、ターゲットプライス9000円→11000円
デンカ
(4061)
2,366.5 +97.5 26年3月期、27年3月期の大幅増益を予想、野村が「Buy」継続、目標株価2650円→3050円
アシックス
(7936)
4,042 +147 高付加価値戦略が各カテゴリで花を咲かせる、東海東京が「Outperform」継続、目標株価4200円→5100円
トリケミカル
(4369)
2,640 +128 今期計画を下方修正したが、中期成長性に変化なし、モルガンMUFGが「Equal-weight」→「Overweight」、目標株価3800円→3500円
09月05日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
IHI
(7013)
15,135 +420 堅調なアフターマーケット需要が利益成長を加速、構造改革効果発現にも期待、JPモルガンが新規「Overweight」、目標株価19000円
三井住友
(8316)
4,071 +118 26年3月期通期利益目標の上方修正、増配・自己株式取得の発表を期待、みずほが「買い」継続、目標株価5000円→5500円
TDK
(6762)
1,924.5 +36 小型二次電池による利益成長を予想、東海東京が「Outperform」継続、目標株価1820円→2480円
リガク
(268A)
858 +49 11月の25年12月期第3四半期決算発表時に通期の蓋然性が高まる、野村が「Buy」継続、目標株価1100円→1300円
マーケットデータ
日経平均 45,303.43 +513.05
TOPIX 3,158.87 +13.04
グロース250 761.53 -1.96
NYダウ 46,018.32 +260.42
ナスダック総合 22,261.33 -72.63
ドル/円 147.44 +0.44
大きく動いた銘柄
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