信越化学-売り気配 1Q営業益14%減見込む 前期は30%減
信越化学工業<4063.T>が売り気配。同社は25日に、25.3期1Qの連結営業利益予想は1650億円(前期比13.5%減)と発表した。市場コンセンサスは1875億円。
通期業績予想を合理的に行うことはむずかしいと判断し、1Qの業績予想のみ開示した。通期の業績予想については、今後開示が可能となった時点で、速やかに公表するとしている。
24.3期通期の連結営業利益は7010億円(前の期比29.8%減)だった。生活環境基盤材料事業が、塩化ビニルに関して中国メーカーによる輸出圧力が収まらない状況が続いたことなどにより、減益となった。電子材料事業や機能材料事業が減益となったことも響いた。
また、株主還元について、35%前後の配当性向を中長期的な目安に安定的な配当に努めてきたが、今後は中長期的に40%の配当性向をめざして水準を上げるべく取り組んでいくとした。
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