前場コメント No.2 SUMCO、コナミG、花王、栗田工、エイチームHD、栗田工

2025/05/09(金) 11:33
★9:02  SUMCO-売り気配 上期営業益72%減見込む 1Qは31%減
 SUMCO<3436.T>が売り気配。同社は8日、従来未定としていた25.12期上期(1-6月)の連結営業利益予想を59.0億円(前年同期比71.7%減)に、中間配当予想を10円(前値同期は15円)にすると発表した。市場コンセンサスは67.8億円。

 上期のシリコンウェーハ需要について、AI用を中心とする先端品は引き続き好調であるものの、先端品以外は顧客の在庫調整が続いており、回復には時間がかかると予想している。

 25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は59.9億円(前年同期比31.1%減)だった。会社計画45.0億円を上回った。コストの発生が予想を下回ったことなどが寄与した。

★9:02  コナミG-続落 今期営業益4%増見込むもコンセンサス下回る
 コナミグループ<9766.T>が続落。同社は8日、26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を1060億円(前期比4.0%増)に、年間配当予想を166円(前期は165円)にすると発表した。市場コンセンサスは1273億円。

 主力のデジタルエンタテインメント事業は小幅な増益にとどまる見込みだが、アミューズメント事業の伸長を見込む。

 25.3期通期の連結営業利益は1019億円(前の期比27.0%増)だった。主力のデジタルエンタテインメント事業が大幅に増収増益となったことが寄与した。期末配当は従来予想の89円に対し99.5円(前の期末は69.0円)に決定した。

 なお、株価は今期見通しがコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:02  花王-買い気配 1Q営業益42%増 数量増や販売価格改定が寄与
 花王<4452.T>が買い気配。同社は5月8日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は312億円(前年同期比41.9%増)だったと発表した。数量増、販売価格改定や化粧品事業の回復が大きく貢献した。市場コンセンサスは270億円。

★9:02  栗田工業-買い気配 今期最終益79%増見込む 増配と自社株買いも発表
 栗田工業<6370.T>が買い気配。同社は8日、26.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を363億円(前期比78.8%増)に、年間配当予想を112円(前期は92円)にすると発表した。

 獲得済み装置案件の工事進ちょく、CSVビジネスの拡大などにより増益を見込む。米国の関税引き上げの影響は不透明であり反映していない。

 25.3期通期の連結純利益は203億円(前の期比30.4%減)だった。電子・一般水処理ともにサービス事業の売上高が増加した。一方、米国子会社2社に係る減損損失を計上したこともあり最終減益となった。

 なお、株価は同時に発表した自社株買いも材料視されている。

★9:02  エイチーム-買い気配 子会社がサンリオと新作ゲームの共同開発に合意
 エイチーム<3662.T>が買い気配。同社は8日、同社子会社のエイチームエンターテインメントが、サンリオ<8136.T>と新作ゲームの共同開発に合意したと発表した。ゲーム内容等の詳細については、公表が可能となり次第、開示する。また、同件が同社連結業績に与える影響についても、明らかになり次第、改めて開示するとしている。
 
 併せて、エンターテインメント事業の今後の事業方針を発表した。自社タイトル中心から協業案件主体とし、リスクを低減し、安定的な黒字運営が可能な事業構造へ転換するとしている。

★9:02  栗田工業-買い気配 350万株・150億円を上限に自社株買い 割合3.12%
 栗田工業<6370.T>が買い気配。同社は8日、同社は8日14時30分、350万株・150億円を上限とする自己株式の取得を行うと発表した。取得日は5月9日~8月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.12%。


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