前場コメント No.6 ニューテック、電算シスHD、F&LC、CKD、JCRファーマ、花王

2025/09/01(月) 11:38
★9:34  ニューテック-大幅に3日続伸 「Neuseed」推論専用機を正式リリース
 ニューテック<6734.T>が大幅に3日続伸。同社は8月29日、Unseed(東京都文京区)と共同開発した国産軽量LLM搭載の推論専用機「Neuseed」を、9月より正式に販売開始すると発表した。
 
 同製品は、Unseedが開発した国産軽量LLMと、同社が取り扱うNeuchips社製推論専用アクセラレータカード『Viper-N3000』を組み合わせ、Embedding・ベクトルデータベース・RAGを統合し、構造化データおよび非構造化データを安全に活用する新しい情報インフラを提供するものだという。今年度の売り上げは、4000万円を見込んでいるとしている。

★9:38  電算システムHD-急騰 ゆうちょ銀のデジタル通貨発行に関する報道を材料視 関連銘柄に買い
 電算システムホールディングス<4072.T>が急騰。1日付の日本経済新聞朝刊において、ゆうちょ銀行<7182.T>が、インターネットイニシアティブ<3774.T>グループのディーカレットDCPが開発するデジタル通貨「DCJPY」を導入すると報じられたことが材料。
 
 記事によると、貯金者はデジタル通貨を金融商品の決済に使えるほか、将来は地方自治体の補助金を迅速に支給する手段としての活用も視野に入れるとしている。
 
 報道を受け、ステーブルコイン決済送金基盤を構築する同社や、子会社を通じてステーブルコイン関連事業を行うSpeee<4499.T>などに買いが入っている。
  

★9:46  F&LC-大和が目標株価を引き上げ 国内と海外のスシローが好調
 FOOD & LIFE COMPANIES<3563.T>が堅調。大和証券では、国内と海外のスシローが好調と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は6900円→9000円に引き上げた。

 大和では、営業利益は25/9期が前期比56.1%増、26/9期が同15.1%増、27/9期が同16.7%増と予想している。25/9期の会社計画は、米価格高騰の影響、大阪・関西万博に関わる費用を3Q並みとし、26/9期に資する改装などの先行投資を積み増す方針という。これらを考慮しても保守的とみている。株価は高値圏にあるも、成長企業として中長期の視点で注目している。

★9:51  CKD-野村が目標株価を引き上げ 売上は下期回復の予想を維持
 CKD<6407.T>が続落。野村証券では、売上は下期回復の予想を維持。投資判断は「Buy」を継続し、目標株価を3100円から3200円に引き上げた。

 野村では、円安推移、原価率改善を織り込み、営業利益予想を小幅に増額修正した。従前の想定通り流体制御機器の売上は上期に停滞を見込むが、生成AI関連の投資が堅調で、中国やアメリカでのシェア拡大もあり海外の受注は強い状況が続くとみている。空圧機器ではユニット化によるソリューション売上拡大もサポートとなり、下期回復の見方を維持した。

★9:59  JCRファーマ-急騰 メディパルとJR-479の共同開発・商業化契約を締結
 JCRファーマ<4552.T>が急騰。同社は8月29日、メディパルホールディングス<7459.T>(以下メディパル)と、同社が開発中のライソゾーム病の一種であるGM2ガングリオシドーシスを対象疾患とする治療薬候補である「JR-479」の海外における事業化についての実施許諾契約および日本における共同開発・商業化契約を締結したと発表した。 

 同実施許諾契約により、メディパルは、JR-479の日本を除く全世界において、臨床開発、製造および販売などの事業化に関する再実施許諾権付独占的実施権を取得する。また、同共同開発契約により、メディパルは、日本におけるJR-479の臨床開発以降の治験薬の配送や疾患啓発、ならびに臨床試験実施などの協力などを行い、売上高に応じた一定の収益を受け取る可能性があるという。両契約により同社は、契約一時金ならびに日本を除く全世界において売上高に応じたロイヤリティを受け取る可能性があるという。また、日本においては販売を担当し、売り上げを計上するとしている。
 
 メディパルも高い。

★10:03  花王-野村が目標株価を引き上げ 継続的な値上げ等による利益成長や自己株式取得を見込む
 花王<4452.T>が反発。野村証券では、継続的な値上げ等による利益成長、27.12期にかけて追加的な自己株式取得を見込む。投資判断は「Buy」を継続し、目標株価を7700円から7850円に引き上げた。

 野村では、国内グローバルコンシューマーケア(GC)での継続的な値上げや注力ブランドの伸長等による収益性向上を見込み、業績予想を上方修正。営業利益を25.12期は前期比14%増の1665億円、26.12期は同11%増の1851億円と予想している。また、収益性等改善による高水準の現預金を考慮し、27.12期にかけて毎期800億円の自己株式取得を織り込んだ。


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