前場コメント No.3 ELEMENTS、アイシン、NTT、オークワ、豊田合、グラファイトD

2025/09/29(月) 11:30
★9:03  ELEMENTS-急騰 総務省の「デジタルインフラ整備基金助成事業」に採択
 ELEMENTS<5246.T>が急騰。同社は26日、AIインフラの地域分散と災害に強いデジタル基盤の整備を目的に総務省が推進する「デジタルインフラ整備基金助成事業」の公募において、同社グループのELEMENTS CLOUD 四国が、同事業を担う実施事業者として採択されたと発表した。
 
 今回、「デジタルインフラ整備基金助成事業」(今回予算:120億円)の実施事業者として同社を含め8事業者が採択されたという。同計画は、2027年3月末までにエヌビディア製のGPUを搭載したサーバー64台(GPU約 512基)を中心としたデータセンターを設置し、自社開発のマネージドシステムによるクラウドサービスの提供を行うものだという。
 
 同事業の採択による同社の今年度の連結業績への影響については軽微と見込んでおり、26.11月期以降の業績への影響については今後精査していくとした。
  

★9:04  アイシン-SBIが目標株価引き上げ アンダーボディ領域での変革への期待値高まる
 アイシン<7259.T>が底堅い。SBI証券では、パワトレの残存者メリット拡大だけでなく、アンダーボディTier1サプライヤーとしての変革への期待値が高まると判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を2300円→3100円と引き上げた。

 SBIでは、PHEV/HEVやATでの受注増およびシェア上昇による成長に加え、低採算を余儀なくされたブレーキ事業や北米の改善確度が高まってきたと指摘。中長期では同社が注力するアンダーボディ領域での事業再編などによる企業価値向上も大いに期待可能になってきたとみている。

★9:05  NTT-SBIが投資判断引き上げ 業績モメンタムに改善感
 NTT<9432.T>が底堅い。SBI証券では、業績モメンタムに改善感と判断。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を166円→182円と引き上げた。

 TOBなどにより有利子負債/EBITDA倍率は上昇傾向にあるが、基本的な株主還元方針である 1.継続的な増配、2.機動的な自己株式の取得、は不変としており、SBIでは過去の自己株取得水準をもとに毎年2000億円程度の自己株買いが継続する前提(前回予想も同じ)としている。
 大手通信キャリア間での割安感が強い点、今後業績が改善する可能性が高まっている点より、投資判断を「中立」から「買い」に引上げる。カタリストは、モバイル通信サービス収入の下げ止まり、NTT 東西の合理化進展。中期的には電力消費増加問題解決の一助となるIOWNの商用化など。ダウンサイドリスクは、携帯料金競争激化、大規模な通信障害の発生などと指摘している。

★9:06  オークワ-大幅に3日続伸 上期営業益を上方修正 販管費抑制が奏功
 オークワ<8217.T>が大幅に3日続伸。同社は26日、26.2期上期(3-8月)の連結営業利益予想を従来の3.0億円から5.7億円(前期比2.3倍)に上方修正すると発表した。
 
 収益構造の改善に向けた取り組みとして、商品仕入れ原価の低減や業務の見直しによる販管費の抑制に努めた結果、営業利益および経常利益が当初計画を上回る見通しとなった。
  
 なお、通期の業績予想については、新規出店による増収を見込む一方、原材料価格やエネルギーコストの上昇といった不確定要素も存在するため、当初計画を据え置くとしている。
   

★9:06  豊田合成-SBIが目標株価引き上げ 一段の評価が妥当
 豊田合成<7282.T>が反落。SBI証券では、米州の収益性が一段上昇、切り上がる市場コンセンサスを上回る利益成長が期待可能、一段の評価が妥当と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を3500円→4500円と引き上げた。

 SBIでは、米州の収益性が一段と上昇中と判断。米州、インドを中心とした拡販の確度も引き続き高く、切り上がる市場コンセンサスを上回る高い利益成長が可能の見方は不変とした。時流に乗った新規事業群の成長ポテンシャルにも注目。トヨタ自動車によるグループ会社の持ち分低下の流れもあり、需給面での足枷解消にも引き続き期待したいとしている。

★9:13  グラファイトデザイン-反発 通期営業益を下方修正も悪材料出尽くし
 グラファイトデザイン<7847.T>が反発。同社は26日、26.2期通期の営業利益予想を従来の3.1億円から2.5億円(前期比52.8%減)に下方修正すると発表した。

 当初想定していた自社ブランドシャフトの受注が減少し操業度の低下などによる原価率の上昇が売上総利益率の低下につながった。また、物価高による諸経費の上昇が加わり、各段階利益に関して当初業績予想を下回る見込みとなったことを踏まえた。

 なお、株価は小幅に下げて始まったものの、早々にプラス圏に浮上しており、悪材料出尽くしとみた買いが入っている。


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