前場コメント No.7 デジハHD、楽天G、DOWA、三井金属、キオクシアHD、キリンHD

2026/06/11(木) 11:30
★9:53  デジタルハーツHD-4日ぶり反発 米社と自律型AIサイバーセキュリティ基盤を共同開発へ
 デジタルハーツホールディングス<3676.T>が4日ぶり反発。同社は10日、同社子会社のAGESTが、Lazarus Enterprises(米国、以下「Lazarus」)との間で、Lazarusの有するエージェンティックAIツール「Clearwing(クリアウイング)」を基盤とした、自律型 AI サイバーセキュリティプラットフォーム「AGEST Defensive(仮称)」の共同開発および商用化ならびに販売に関する業務提携契約を9日付けで締結したと発表した。
 
 今回の提携により、Lazarusが持つAIおよびプラットフォーム開発の専門知見とAGESTが持つサイバーセキュリティ運用やテスト/検証/QAおよび商用化の専門知見とを組み合わせ、政府や企業などの市場に向けた次世代プラットフォームの商用展開を行っていくとした。

★9:57  楽天G-野村が目標株価引き下げ 引き続き割安感がある
 楽天グループ<4755.T>が6日ぶり反発。野村証券では、引き続き割安感があると判断。投資判断は「Buy」を継続し、目標株価を960円→910円に引き下げた。

 野村では、フィンテック事業再編や楽天銀行の野村予想の上方修正を反映した。モバイル事業での新規契約獲得が楽天エコシステムの拡大を進めていくとの見方に変更はない。また、フィンテック事業再編は楽天グループからみれば楽天エコシステム拡大に向けた体制強化と考えている。短期的にみてもNon-GAAP営業利益は前年同期比増益を続けると予想し、株価上昇につながるとみている。

★9:59  DOWA-SMBC日興が目標株価を引き上げ 業績は堅調、最適資本構成を再検証
 DOWAホールディングス<5714.T>が続落。SMBC日興証券では、業績は堅調、最適資本構成を再検証と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は11500円→12700円に引き上げた。

 SMBC日興では、足元は米国の金融引き締め観測から貴金属、白金族市況が軟調であり、業績拡大期待はやや萎んでいるとみているが、中東情勢が鎮静化すれば、再び金属市場に投資/投機資金が回帰すると予想。逆に長期化し、スタグフレーションに陥った場合は、大幅調整のリスクもあるとみている。27/3期の営業利益/経常利益見通しを490億円/778億円から530億円/800億円に修正(会社計画も530億円/800億円)。営業利益では近赤外LED/PDの回復、AI向けを中心とした伸銅品の利益見通しを上積みした。

★9:59  三井金属-SMBC日興が目標株価を引き上げ Micro Thinの進撃続く、設備増強が次の注目点
 三井金属<5706.T>が続落。SMBC日興証券では、Micro Thinの進撃続く、設備増強が次の注目点と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は41200円→53000円に引き上げた。

 SMBC日興では、従来は28/3期の調整後EPS1501.1円を用いたが、Micro Thin(極薄銅箔の製品名、「MT」)とVSP(高周波対応銅箔)の生産能力増強効果が浸透する30/3期を基準年とした。また、金属事業は変動が大きいことから従来はPER7倍で評価したが、リサイクル製錬としての基盤強化に加え、円安が定着してきたことから8倍とした。AI DCのサーバーでは微細配線のパッケージが求められており、MTの成長持続を予想。米国の金融引き締めによる金属相場の大幅調整が当面の業績リスクとみている。

★9:59  キオクシアHD-SMBC日興が目標株価を引き上げ バリュエーション切り上がりを加味
 キオクシアホールディングス<285A.T>が大幅反発。SMBC日興証券では、バリュエーション切り上がりを加味。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は48000円→126000円に引き上げた。

 SMBC日興では、26/3期4Q決算、IR Day及び足元の市場動向を踏まえ、再度業績予想を大幅に上方修正。NAND競合他社4社の現状のPER、現在のサイクル及びその変化の可能性を踏まえた。引き続き、価格上昇トレンドが市場想定よりも強く推移し、再度市場の業績予想期待値が高まるようなことがあれば、さらなるアップサイドカタリストとコメント。eSSDが需要をけん引し、市場全体の価格高騰、株価の急上昇で、高値恐怖症の見方も増えていようが、現状の市場の価格上昇についてさらに自信を深めており、現状の市場期待値は依然として慎重な見方も多いと考えている。

★10:04  キリンHD-SMBC日興が目標株価を引き上げ 成長回帰が早まるか、ヘルスサイエンスへの期待は高まる
 キリンホールディングス<2503.T>が反落。SMBC日興証券では、成長回帰が早まるか、ヘルスサイエンスへの期待は高まると指摘。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価は2550円→2700円に引き上げた。

 SMBC日興では、(1)1Qは各事業で好調な出だし。将来の成長ドライバーであるヘルスサイエンス(HS)の来期目標達成の蓋然性が高まっているのも好材料、(2)キリンビールは熾烈な市場激化が懸念される。競争力が高まっているのは事実だが、アサヒの巻き返し、アルミ高による来期のコスト増等、打ち返しも不透明感が残る、(3)予想PERは来期11.6倍と過去2年平均並み、もう一段の企業価値向上には引き続き更なるポートフォリオ変革も求められる、(4)短期的なカタリストは7月実施のHS戦略説明会。APACにおける成長戦略等が示される予定。来期以降の飛躍に繋げるべく期待値を高めることができるかなどをポイントに挙げた。


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