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3,720円 (+95)
思いの外、『ポケポケ』の好調な収益寄与は歩留っていけそう、みずほが「買い」継続、目標株価2000円→4400円
みずほ証券が業績予想を上方修正。投資判断「買い」を継続し、目標株価を従来の2000円から4400円(年度替わりとピークアウトを反映する意味で基準年度を26年3月期から27年3月期に変更し、予想PER約17倍を適用)に引き上げた。

『Pokemon Trading Card Game Pocket』(2024年10月30日配信、以下『ポケポケ』)のピークアウトがどうしても気になる/今後の主論点になると思われるが、想定以上に『ポケポケ』の売上が続いており、この流れでいくと、『ポケポケ』の収益寄与は期待以上に歩留まり、その派生効果(以下[2]や[3]など)の可能性も含めると、むしろアップサイド余地の方を注目すべきと判断され、目標株価を4400円に増額、投資判断「買い」を継続する。ただ、本決算では、ヘルスケア・メディア事業ののれん(アルム社207億円/データホライゾン社62億円)の減損リスクは留意点。

[1]『ポケポケ』は初動対比の落ち込みが想定以上に歩留まっており、ここからの減衰を想定しても、高水準の収益寄与がしばらく続くと期待できる。[2]その結果、相応規模のキャッシュが積み上がっていくと予想される。同社は決して自社株買いに対し消極的ではないため、割安に放置された場合、数百億円規模の自社株買いに動く可能性はあると考えられる。[3]「ポケモン」は他社のIPであるため、普通に考えると今後の展開などの継続性は望み薄だが、『ポケモンマスターズ』や今回の『ポケポケ』の大ヒット実績、任天堂との提携関係(拡大解釈)を考慮すると、今後の「ポケモン」IPのモバイルゲームの新作の一部に同社が関わる可能性はむしろ高いと考えられる。

主に『ポケポケ』の寄与前提を大きく引き上げ、25年3月期および26年3月期営業利益予想を増額した。27年3月期も25年3月期並みの営業利益が確保できると予想する。一部の例外/ジャンルを除いて、大ヒットしたコンテンツはしばらく高止まりする傾向にあること、一方で、『ポケポケ』のようなカードゲームは初動が強く、相応に下がって安定化する傾向にもあることなども考慮し、。『ポケポケ』の収益寄与のトレンドを想定した。なお、ヘルスケア・メディカル事業については、営業赤字が続く(同社目標は27年3月期で50億円の営業黒字)想定とした、と指摘。

2025年3月期連結営業利益を従来予想95億円(EPS82.6円)から360億円(EPS254.1円)へ、2026年3月期同150億円(EPS118.5円)から450億円(EPS302.6円)へ増額し、新たに2027年3月期連結営業利益を380億円(EPS258.6円)と予想している。
過去に取り上げた銘柄
04月28日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
リクルートHD
(6098)
7,609 +346 メディアからマッチングのオートメーション化へ、JPモルガンが新規「Overweight」、目標株価11500円
ルネサス
(6723)
1,774.5 +104.5 不透明な環境下、成長の兆しも点灯、モルガンMUFGが「Overweight」継続、目標株価2400円→2500円
サイバエージ
(4751)
1,191.5 +33 AIと新たなIP戦略が創出するグループシナジー、JPモルガンが新規「Overweight」、目標株価1500円
ANYCOLOR
(5032)
3,710 +90 ファン層の再加速に期待、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価4300円→4600円
04月25日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
日電硝
(5214)
3,254 +58 全社業績は大幅改善へ、半導体関連の高成長にも期待、BofAが新規「買い」、目標株価3900円
東 宝
(9602)
8,011 -309 ポートフォリオのコア銘柄として、強気スタンスを再強調、SMBC日興が「1」継続、目標株価7600円→9100円
オービック
(4684)
4,960 -70 DX関連投資を背景にクラウドで提供する統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」関連収益が拡大、岩井コスモが「A」継続、目標株価5500円→5800円
クイック
(4318)
1,959 +17 注力領域の建設や電気・機械、自動車、ITに加え、医療・福祉分野でも採用ニーズが旺盛、岩井コスモが新規「A」、目標株価2300円
04月24日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
IHI
(7013)
10,600 +455 大志を抱く、シティグループが「中立」→「買い」、ターゲットプライス11500円→12500円
トヨタ
(7203)
2,582 +123 関税への対応手段の多様さ、世界不況シナリオでも生き残る強固な利益体質やBSを過小評価、UBSが「Neutral」→「Buy」、目標株価3100円→3200円
コスモス薬品
(3349)
9,000 -97 売上総利益率の改善が顕著、SBIが「買い」継続、目標株価10000円→10900円
バリュエンスH
(9270)
899 +6 仕入改善や小売強化の施策が結実し、粗利益率が大きく回復、いちよしが「A」継続、フェアバリュー1800円→1900円
04月23日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
マツキヨココカラ
(3088)
2,648.5 +14.5 26年3月期も最高益更新を見込む、UBSが「Buy」継続、目標株価2690円→2920円
ラクスル
(4384)
1,136 +28 既存事業の成長とM&Aによる上振れ余地、ジェフリーズが「Hold」→「Buy」、目標株価900円→1400円
湖北工業
(6524)
1,780 +112 データ通信量急拡大の恩恵を受ける海底通信ケーブル用光デバイスニッチトップ、ゴールドマンが新規「買い」、目標株価2500円
大有機
(4187)
2,236 +39 25.11期1Qは好決算だが、トランプ関税リスクを鑑み予想据え置き、いちよしが「B」→「A」、目標株価3100円→3100円
04月22日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
JX金属
(5016)
817 -23 非鉄金属から先端半導体材料銘柄への転換が進む、BofAが新規「買い」、目標株価1000円
U-NEXT
(9418)
2,033 +23 25年8月期上期は全セグメントで会社計画を超過、岩井コスモが「B+」継続、目標株価2000円→2200円
ヒトコムHD
(4433)
891 -16 ヒューマン営業支援とデジタル営業支援の両輪で成長、岩井コスモが新規「A」目標株価1200円
Aiロボティク
(247A)
4,485 +215 効率的な開発・販売体制を持つ美容商材のD2C事業者、いちよしがレーティング未付与ながら企業紹介レポート作成
04月21日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
GSユアサ
(6674)
2,369 +97.5 民需(新車)弱含みも、官需(再エネ・防衛)が利益成長を牽引、SMBC日興が新規「1」、目標株価3400円
富士通
(6702)
2,924.5 +56 サービス&ソリューションの収益性向上や増益モメンタム、充実の株主還元、両面で魅力、モルガンMUFGが「Overweight」で調査再開、目標株価3400円
島津製
(7701)
3,678 +44 リカーリング比率改善、北米売上が成長を牽引、JPモルガンが新規「Overweight」、目標株価4200円
JINSHD
(3046)
8,850 +250 国内の堅調な売上モメンタムを踏まえ業績予想を上方修正、みずほが「買い」継続、目標株価7400円→10000円
04月18日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
東センチュリー
(8439)
1,453.5 +37 利益成長ペースの加速が視野に入る、野村が新規「Buy」、目標株価1800円
MonotaRO
(3064)
2,796 +36 月次売上に回復感。中期成長率のビジビリティ上昇に期待、SMBC日興が「1」継続、目標株価2900円→3100円
ピジョン
(7956)
1,741 +21 出生率より重要な参入障壁が利益成長を支える、モルガンMUFGが「Overweight」継続、目標株価1850円→2200円
アイフル
(8515)
333 +8 利益拡大局面が視野に入る、野村が新規「Buy」、目標株価450円
マーケットデータ
日経平均 36,362.00 +316.62
TOPIX 2,673.90 +6.61
グロース250 679.60 +2.75
NYダウ 40,669.36 +141.74
ナスダック総合 17,446.34 -14.98
ドル/円 143.08 +0.02
大きく動いた銘柄
IPOスケジュール
上場予定はありません
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