話題の銘柄
ダイフク
(6383)
4,630円 (+94)
中期経営計画や資本政策の改善余地は大きい、SMBC日興が「1」継続、目標株価4500円→5700円
SMBC日興証券が業績予想を上方修正。投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の4500円から5700円に引き上げた。
同社は25年12月期第2四半期(7~9月)で受注が弱含んだものの、コストダウン等が進捗し、通期営業利益計画を上方修正した。しかしながら、依然同社の修正後計画は保守的と当社は見ており、さらに上振れ着地できると予想する。加えて、中期経営計画の上方修正や、改善余地の大きい資本政策に変化が見られれば株価上昇のカタリストとなろう。同社のPERは過去10年レンジに収まるなか、同社の自助努力による利益率改善で26年12月期に向けて過去最高益更新が可能なことを踏まえれば、引き続き割安感が強いと見る。また、FA各社の業績が弱含む中で同社は堅調な業績を維持できていることからも、引き続き相対的に選好されよう。
目標株価を4500円→5700円に引き上げ、投資評価「1」を継続する。目標株価算出において、従来の14年3月期~15年3月期営業増益局面のPER25倍に、過去最高益更新とFA相対で堅調な業績を評価し、10%プレミアムを付与した27.5倍を適用し算出した。25年12月期は主にIL事業とCR事業で収益性改善を織り込み、営業利益845億円→945億円に上方修正する。会社計画との主な差異は、IL事業とCR事業の下期利益率が上期同様にコストダウンや価格転嫁で高水準を維持できると見ること。26年12月期も同様の理由で営業利益934億円→1041億円に上方修正した。コストダウンは内製ソフトウェアによる案件進捗の可視化や設計の共通化などにもよるものであり、持続可能と見る。米関税影響は、同社はIL事業で現地生産体制を構築しており限定的と見るほか、価格転嫁やコストダウンで相殺可能と見る。
同社が24年5月に公表した中期経営計画は、027年度ROE13%以上、営業利益920億円、営業利益率11.5%としてきた。当社予想に基づけば、25年度に各項目で達成可能と見ており、中期計画の上方修正余地が大きいと見る。加えて、同社は資本政策に関して、キャッシュアロケーションの方針を依然開示していないほか、配当性向を35%のみとしている。現状維持の場合、26年12月期以降現預金が積み上がることでROEは下落する可能性が高く、資本政策の改善余地も大きいといえよう、と指摘。
今2025年12月期連結営業利益を修正後会社計画870億円(EPS184.9円)に対し従来予想845億円(EPS173.6円)から945億円(EPS201.5円)へ、来2026年12月期同934億円(EPS188.5円)から1041億円(EPS218.4円)へ、2027年12月期同1009億円(EPS203.4円)から1117億円(EPS233.9円)へ増額している。
同社は25年12月期第2四半期(7~9月)で受注が弱含んだものの、コストダウン等が進捗し、通期営業利益計画を上方修正した。しかしながら、依然同社の修正後計画は保守的と当社は見ており、さらに上振れ着地できると予想する。加えて、中期経営計画の上方修正や、改善余地の大きい資本政策に変化が見られれば株価上昇のカタリストとなろう。同社のPERは過去10年レンジに収まるなか、同社の自助努力による利益率改善で26年12月期に向けて過去最高益更新が可能なことを踏まえれば、引き続き割安感が強いと見る。また、FA各社の業績が弱含む中で同社は堅調な業績を維持できていることからも、引き続き相対的に選好されよう。
目標株価を4500円→5700円に引き上げ、投資評価「1」を継続する。目標株価算出において、従来の14年3月期~15年3月期営業増益局面のPER25倍に、過去最高益更新とFA相対で堅調な業績を評価し、10%プレミアムを付与した27.5倍を適用し算出した。25年12月期は主にIL事業とCR事業で収益性改善を織り込み、営業利益845億円→945億円に上方修正する。会社計画との主な差異は、IL事業とCR事業の下期利益率が上期同様にコストダウンや価格転嫁で高水準を維持できると見ること。26年12月期も同様の理由で営業利益934億円→1041億円に上方修正した。コストダウンは内製ソフトウェアによる案件進捗の可視化や設計の共通化などにもよるものであり、持続可能と見る。米関税影響は、同社はIL事業で現地生産体制を構築しており限定的と見るほか、価格転嫁やコストダウンで相殺可能と見る。
同社が24年5月に公表した中期経営計画は、027年度ROE13%以上、営業利益920億円、営業利益率11.5%としてきた。当社予想に基づけば、25年度に各項目で達成可能と見ており、中期計画の上方修正余地が大きいと見る。加えて、同社は資本政策に関して、キャッシュアロケーションの方針を依然開示していないほか、配当性向を35%のみとしている。現状維持の場合、26年12月期以降現預金が積み上がることでROEは下落する可能性が高く、資本政策の改善余地も大きいといえよう、と指摘。
今2025年12月期連結営業利益を修正後会社計画870億円(EPS184.9円)に対し従来予想845億円(EPS173.6円)から945億円(EPS201.5円)へ、来2026年12月期同934億円(EPS188.5円)から1041億円(EPS218.4円)へ、2027年12月期同1009億円(EPS203.4円)から1117億円(EPS233.9円)へ増額している。
過去に取り上げた銘柄
09月18日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
TDK
(6762) |
2,092.5 | +71 | 営業利益は26年3月期で6期連続最高益、来期以降も最高益更新続く、モルガンMUFGが新たにTop Pick推奨、「Overweight」継続、目標株価2100円→2600円 |
ナブテスコ
(6268) |
3,257 | +56 | 27年12月期に6年ぶり過去最高益更新を予想、SMBC日興が「1」継続、目標株価3100円→4300円 |
JMDC
(4483) |
4,750 | +207 | 短期安定性と利益成長率20%超の両輪が投資魅力を高める、BofAが「買い」継続、目標株価5000円→5700円 |
ユカリア
(286A) |
989 | +81 | 医療DX、病院向けBPO事業が新たな成長ドライバー、SBIが新規「買い」、目標株価1670円 |
09月17日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
イビデン
(4062) |
8,407 | +20 | AIの追い風が一段と強まる、UBSが「Buy」継続、目標株価7500円→9800円 |
ディスコ
(6146) |
44,460 | +3,380 | アドバンストパッケージ時代の寵児、モルガンMUFGがTop Pickに追加、「Overweight」継続、目標株価70300円 |
コスモエネHD
(5021) |
7,385 | +193 | 高水準の株主還元が続くだろう、SMBC日興が「1」継続、目標株価9500円→10000円 |
エア・ウォーター
(4088) |
2,656.5 | +46.5 | 営業増益が続くと予想。野村が「Buy」継続、目標株価3620円→3980円 |
09月16日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
アンリツ
(6754) |
1,994.5 | +249.5 | 光トランシーバ検査装置で利益成長の局面を迎える、ゴールドマンが新規「買い」、目標株価2300円 |
アインHD
(9627) |
6,895 | +823 | さくら薬局グループの利益寄与が早期発現へ、野村が「Buy」継続、目標株価7900円→8900円 |
三菱電
(6503) |
3,854 | +88 | 収益改善施策を評価、JPモルガンが「Neutral」→「Overweight」、目標株価3000円→4300円 |
神戸物産
(3038) |
4,249 | +158 | 想定以上に自社工場の収益性改善が進む、BofAが「買い」継続、目標株価5050円→5400円 |
09月12日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
日電硝
(5214) |
4,918 | +157 | 構造改革と半導体関連ガラスの成長が両輪で進む、JPモルガンが「Overweight」継続、目標株価4000円→5500円 |
ANYCOLOR
(5032) |
5,650 | +700 | 26年4月期第1四半期はイベント貢献が想定以上の好決算、野村が「Buy」継続、目標株価5100円→6100円 |
Dガレージ
(4819) |
3,855 | +105 | 単なる決済やクレジットカード企業よりも面白い、ジェフリーズが新規「Buy」、目標株価4400円 |
日電子
(6951) |
4,909 | +53 | 医用機器事業の分割は半導体エクスポージャー増加の一環、BofAが「買い」継続、目標株価5300円→6100円 |
09月11日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
デクセリアルス
(4980) |
2,082.5 | +80 | フォトニクスの成長で経営力を示す、SMBC日興が新規「1」、目標株価3100円 |
東京計器
(7721) |
4,525 | +255 | 防衛省による26年度概算要求額は過去最大、野村が「Buy」継続、目標株価4400円→5500円 |
関電工
(1942) |
4,092 | +78 | 28年3月期にかけて完成工事総利益率の改善が続こう、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価2400円→4800円 |
フェローテック
(6890) |
3,920 | +80 | サプライチェーン再構築を捉え成長、SMBC日興が新規「1」、目標株価4900円 |
09月10日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
東エレク
(8035) |
21,020 | +420 | 株価は割安に過ぎるだろう、強気に転じる、UBSが「Neutral」→「Buy」、目標株価27000円→28000円 |
五洋建
(1893) |
1,099.5 | +25.5 | 国内建築・土木とも受注好調、建築は粗利率改善、野村が「Buy」継続、目標株価1080円→1350円 |
スズキ
(7269) |
2,091 | +37 | インドGST引き下げで今下期から新車販売激増へ、SBIが「買い」継続、目標株価2700円→3000円 |
ULS-G
(3798) |
7,990 | +100 | 26年3月期、27年3月期とも20%超の増益を見込む、岡三が「強気」継続、目標株価6500円→9200円 |
09月09日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
マツダ
(7261) |
1,176 | +78.5 | 個別要因に光、新型CX-5に期待、シティグループが「売り」→「買い」、ターゲットプライス780円→1400円 |
JX金属
(5016) |
1,570 | +95.5 | AI向け高シェア製品群の強い成長を予想、SMBC日興が「2」→「1」、目標株価900円→1800円 |
大塚HD
(4578) |
8,477 | +226 | 25年度後半はネクスト8からの結果公表に期待、みずほが「中立」→「買い」、目標株価8000円→10700円 |
TOYOTIRE
(5105) |
3,949 | +116 | 来26年度業績は一段と向上へ、モルガンMUFGが「Overweight」継続、目標株価3700円→4800円 |