IPO銘柄詳細

コード 市場 業種 売買単位 注目度
581A 東証グロース 情報・通信業 100株 S
スケジュール
スケジュール
仮条件決定 2026/06/01
ブックビルディング期間 2026/06/02 - 06/05
公開価格決定 2026/06/08
申込期間 2026/06/09 - 06/12
払込期日 -
上場日 2026/06/16
価格情報
想定価格 2,350円
仮条件 2,350 - 2,400円
公開価格 2,400円
初値予想 3,100円
初値 2,910円
  • スケジュールは上場企業都合により変更になる場合があります。
基本情報
代表者名 中島 宏(上場時48歳0カ月)/1978年生
本店所在地 東京都港区麻布台
設立年 1977年
従業員数 558人 (2026/03/31現在)(平均38.5歳、年収887.5万円)、連結602人
事業内容 配車システム提供などモビリティ-関連事業
URL https://goinc.jp/
株主数 21人 (目論見書より)
資本金 100,000,000円 (2026/05/14現在)
上場時発行済株数 77,679,600株(別に潜在株式8,606,800株)
公開株数 40,482,900株(売り出し36,936,900株、オーバーアロットメント3,546,000株)
調達資金使途 自動運転タクシーの研究開発資金
連結会社 2社
シンジケート
公開株数8,598,800株(別に3,546,000株)/国内分
種別 証券会社名 株数 比率
主幹事証券 野村 5,083,500 59.12%
主幹事証券 ゴールドマン・サックス 521,600 6.07%
主幹事証券 BofA 521,600 6.07%
主幹事証券 大和 1,174,000 13.65%
引受証券 三菱UFJモルガン・スタンレー 619,600 7.21%
引受証券 SBI 578,900 6.73%
引受証券 SMBC日興 40,000 0.47%
引受証券 みずほ 40,000 0.47%
引受証券 岩井コスモ 19,600 0.23%
大株主(潜在株式を含む)
大株主名 摘要 株数 比率
日本交通ホールディングス(株) その他の関係会社 20,000,000 23.20%
(株)ディー・エヌ・エー その他の関係会社 20,000,000 23.20%
(株)NTTドコモ 特別利害関係者など 14,198,400 16.50%
トヨタ自動車(株) 特別利害関係者など 5,000,000 5.80%
グローバルグロースホールディングスツー(同) 投資業(ファンド) 4,935,200 5.70%
あいおいニッセイ同和損害保険(株) 投資業(ファンド) 4,798,500 5.60%
中島宏 代表取締役社長 2,256,000 2.60%
川鍋一朗 代表取締役会長 1,866,200 2.20%
(株)SMBC信託銀行 投資業(ファンド) 1,700,000 2.00%
KDDI(株) 特別利害関係者など 1,500,000 1.70%
Kakao Mobility Corp. 特別利害関係者など 1,000,000 1.20%
東京センチュリー(株) 特別利害関係者など 1,000,000 1.20%
業績動向(単位:百万円)
は予想
決算期 種別 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2026/05 連結3Q累計実績 30,095 5,491 5,481 5,825
2026/05 連結会社予想 40,800 7,000 6,700 6,400
2025/05 連結実績 31,434 2,728 2,632 2,000
2024/05 連結実績 23,955 -1,910 -1,985 -3,307
売上高
営業利益
経常利益
純利益
1株あたりの数値(単位:円)
は予想
決算期 種別 EPS BPS 配当
2026/05 連結会社予想 82.39 289.56 0.00
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米ウーバー
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事業詳細
 タクシー配車アプリ最大手。タクシー事業者とのネットワークを全国的に構築しており、2025年末時点で利用可能なタクシーは約8万5000台に上る。
 当初はタクシー最大手、日本交通(東京・千代田)のシステム子会社として、1977年8月に設立された。その後2011年1月、国内で初めてタクシーアプリを提供開始。20年4月にディー・エヌ・エーのタクシーアプリ関連事業と統合し、23年4月に現社名に変更した。

1.アプリ配車
 主力のタクシーアプリ『GO』のほか、高級車による移動体験を提供する『GO PREMIUM』、法人向けサービス『GO BUSINESS』を提供している。

2.タクシー関連サービス
 決済や広告サービス、それらを展開するための端末提供、タクシーチケットなどタクシーアプリに付帯するサービスを展開している。

3.その他
 EV(電気自動車)タクシー導入に向けた車両や充電サービスを提供するほか、エネルギーマネジメントなどに取り組んでいる。
 また、急速充電スポットの検索・予約・決済サービス『GO Charge』とタクシー相乗りサービス『GOエコノミー』を開発・運営する。さらに自動運転タクシーの実証実験、物流業界向けのソリューション提供などの新規事業開発にも取り組んでいる。

 2025年5月期の売上構成比は、アプリ配車43.2%、タクシー関連サービス43.5%、その他13.3%。
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・直近(2023年12月)の第三者割当増資の発行単価は、転換や分割を遡及(そきゅう)修正すると1653.8円。
・海外販売予定株数(米144A適用):売り出し2428万9800株(配分比率60.0%)
・引受比率はプライシングまで未定。
・筆頭株主には360日、その他の売り出し後の既存株主と、新株予約権者である取締役3名には180日のロックアップが掛かる。


〈ファーストインプレッション〉
 タクシー王子こと日本交通の川鍋一朗氏がウーバー日本上陸への対抗策として音頭を取ってきた事業として有名だが、ウーバーが白タク規制への対応に苦慮しているうちに今ではすっかり国内の覇権を握るようになった。
 それでいてタクシー事業者への普及率は25.5期時点で26%とのことで、開拓余地は広い。インバウンド拡大も追い風に、成長性は高いと考えられる。赤字が先行していた業績も25.5期に黒字化し、規模を伴い急拡大している。プラットフォーマーは先行投資が重い分、黒字化後は利益が急拡大しやすい。新興市場では久々の超大型案件となるが、公開株の配分は海外向けが60%と高く、海外勢主導で強めの展開も期待できそう。
仮条件分析 (BB参加妙味 :B)
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想定価格: 2,350円
 吸収資金レンジ: 868.0億円 - 951.3億円(前期予想連結PER: 28.5倍)
 時価総額レンジ: 1825.5億円

仮条件: 2,350円 - 2,400円
 吸収資金レンジ: 868.0億円 - 971.6億円(前期予想連結PER: 28.5倍 - 29.1倍)
 時価総額レンジ: 1825.5億円 - 1864.3億円

 仮条件は想定価格を下限に50円幅で設定された。また、国内外の売り出し配分が以下のように変更され、海外配分率は60%から70%へと引き上げられた。
 また、国内ではブラックロック・ジャパンが運用するファンドが売り出し価格が2400円以下になることを条件に13万2200株を購入することへの関心を表明した。ただしロックアップは掛からない。

〈変更点〉
国内売り出し:12,647,100株→ 8,598,800株
海外売り出し:24,289,800株→28,338,100株

〈強材料〉
海外配分多い、国内最強、伸び代大きい、業績急拡大

〈弱材料〉
国内専業、規制業種、インバウンド弱い、今期予想なし、グロース軟調、PER高い

〈結論〉
 Bとする。公開価格が仮条件上限ならば、初値は3000円(前期実質PER:53.1倍)前後を想定する。
 海外配分率は7割とフリー以来の高水準。国内最強でも海外進出の可能性はないにもかかわらず、海外勢の強気が際立っている。公開規模は非常に大きくグロース市場も足元急落しているが、堅調な展開が期待できるとみる。

 タクシー配車アプリの国内最大手。競合には米ウーバーや中国系のDiDi、ソニー系のS.RIDEなどが存在するが、国内に限れば規模は圧倒的だ。世界大手の追随を許さない背景には国内特有の二種免許制度、いわゆる「白タク規制」への対応がある。
 タクシー不足が叫ばれるなか、ライドシェア解禁の議論は現在も続く半面、重大事故を受け運輸業界では運行安全管理の厳格化が進む。タクシー会社を通じた日本版ライドシェアは一見、既得権益の保護にも見えるが、運転手のアナログ的管理は安全性に極めて敏感な国民性ゆえの結論だろう。

 そうしたなかで業界事情に詳しい利を生かし、海外勢が白タク規制への対応に苦慮する間にデファクトスタンダードの地位を固めた。当初は白タク配車を強行した海外勢も今ではタクシー会社を通じた配車に帰結している。

 先行投資が重いプラットフォーマーゆえ業績は赤字期間が長かったが、25.5期に黒字化し、26.5期の営業利益は前の期比2.5倍の70億円に急拡大したとの会社予想だ。トップラインも3割成長の予想だ。野村主幹事の期越え案件にしては珍しく、上場期の予想が開示されていないが、100億円の大台乗せも期待される。

 また、アプリのタクシー事業者への普及率は25.5期時点で26%とのことで、伸び代は大きい。川鍋一朗代表取締役会長は今や業界団体の会長も務めており、業界での信頼性も大きな武器だ。複数のアプリ会社と契約することもできるが、世界各地でタクシー業界の敵だった海外大手よりも優先度は高いと考えられる。CtoCなら知名度が優先されるが、BtoBtoCなら業界での信頼性が優先されよう。

 半面、国内のみに特化するがゆえ、海外への進出は考えにくいうえ、インバウンドの取り込みも海外勢に劣る。訪日旅行客は自国で使い慣れたアプリをそのまま利用するのが一般的だからだ。ただ、タクシー業界は需要側の客不足ではなく、供給側の人手不足に問題を抱えているのが実情だ。インバウンドの取りこぼしはそれほど大きな問題ではない。

 また、希薄化をそ及修正した実効税率による実質PERは42倍前後と高い。今期成長分を織り込んでも営業利益100億円前提なら30倍強であり、海外勢に意識されやすい米大手のウーバー、リフトの2社の20倍前後を大きく上回る。EV/調製後EBITDA倍率で見ても同様だ。
 ただ米大手2社はトップラインの成長ペースが1割強に減速しているのに対し、こちらはまだ3割ペース。PER30倍弱のシンガポールのグラブは2割ペースだ。多少の今期減速を前提にしても、上値余地はあると考えられる。今期の業績予想を開示していないので見方は分かれる可能性があるが、PEGレシオ1.5倍を基準に初値は3000円前後と想定する。
公開価格分析
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公開価格: 2,400円
 吸収資金: 971.6億円(前期予想連結PER: 29.1倍)
 時価総額: 1,864.3億円

 公開価格、追加売り出しともに上限で決まった。引受価額は2268円。売り出し株数、国内外の配分ともに変更はなかった。
 訂正目論見書によるとブックビルディングの状況は、(1)申告された総需要株式数が売り出し株数を十分に上回ったこと、(2)件数が多数にわたっていたこと、(3)価格ごとの分布は仮条件の上限価格に集中していたこと――の3点が特徴だった。

 需要旺盛が確認されたことで引き続き初値は3000円を想定する。一方、同時期に米スペースXのIPOが見込まれることになり、影響が懸念される。有力日程は同日ではないため直接的には心配する必要ないだろうが、相場全体への影響を通じて間接的な影響は考えられる。6月に入ってからの日米株価下落には、スペースX株取得のための換金売りとの指摘も上がるからだ。これまで無視してきたホルムズ海峡封鎖の影響もいよいよ実体経済に出始めていることで、5月までのような楽観相場一本槍とは行かなくなっている点も気掛かりであり、注意しておきたい。
初値予想
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初値予想: 3,100円(前期予想連結PER: 37.6倍)
初値買い妙味: B

 初値堅調を予想する。売り出しのみの案件ながら成長性は高く、和製ユニコーンのデビューとあって全方位からの人気が観測されている。米イラン合意を受けた株高も追い風に、節目を上振れしたスタートになるとみる。

 配車アプリの国内最大手。タクシー最大手の会長にして現在は業界団体のトップも務める川鍋一朗氏が音頭を取ってきたことで知名度は高い。白タク規制の厳しい日本ならではの事業環境のなかで、タクシー業界の信頼を強みに覇権を握るようになっている。それでいてタクシー事業者の配車アプリの普及率は25.5期時点で26%でしかなく、開拓余地はまだ広い。
 業績は赤字期間が長かったが、25.5期に黒字化し、26.5期の営業利益は前の期比2.5倍の70億円に急拡大したとの会社予想となっている。野村証券が筆頭主幹事の期越え案件にしては珍しく今期の予想が開示されていないが、100億円の大台乗せが期待される。東洋経済新報社の予想はさらに上の110億円となっている。

 希薄化をそ及修正した実効税率による実質PERは42倍前後であり、今期の東洋経済予想による実質ベースでは32倍となる。海外大手に比べると高い水準ではあるが、トップラインの成長ペースはこちらの方が速い。PEGレシオの観点からはまだ買い余地がある計算だ。今期業績については開示していないので見方は分かれる可能性があるが、ひとまずこの前提では40倍となる3000円が妥当値として浮上し、心理的にもメドにされやすいとみる。

 公開規模は売り出しのみで本年最大とはなるが、海外勢を中心に機関投資家、個人と全方位では高い人気が観測されている。公開株式は海外に7割も配分されたが、それでもなおブックビルディングの倍率は海外の方が大幅に高かったとのことで、需給不安は乏しい。
 さらに米国とイランとの合意を受け、タクシー燃料の価格問題も解消に向かう。株式相場全体が勢い付いていることも勘案し、初値は3000円の節目から上振れした3100円で予想する。上場先のグロース市場は大幅安となってはいるが、海外勢の積極参戦が期待されるため世界全体の動きをより重視したい。
初値分析
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初値: 2,910円(前期予想連結PER: 35.3倍) / 上昇率: 21.3% / 高値: 2,948円 / 安値: 2,525円 / 終値: 2,640円
出来高: 21,592,200株 / 対公開株数: 53.3% / 初値出来高: 4,031,100株 / 初値売買代金: 11,730,501,000円

 堅調な初値が付いたが、節目到達前の売り買い一致となった。ブックビルディングでは海外勢を中心に高い人気が観測されたものの、3000円の売り指し値が多く買い手が手前で躊躇する格好となった。6月に入ってからのグロース市場が低迷するなか、安全運転による出発となった。

 寄り付き後は上値の重い展開となった。後場に入ってようやく下げ止まり、その後は主に2600円台前半でのもみ合いとなった。VWAP(加重平均株価)は前場の2855円に対し、後場は2619円だった。
 今期の業績予想を出しておらず、北米を含むグローバルオファリングだったため主幹事証券からも業績予想は出ていない。グロース市場が低迷するなか、現段階で上値を買いに行くには材料不足とみられる。決算発表は来月14日に予定されており、その結果をもって証券各社のカバレッジも開始されるだろう。ただ数日前からの先回り買いが入るまでは様子見姿勢の展開が続くことになりそうだ。
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IPOスケジュール
08/04
マーケットデータ
日経平均 64,362.02 +2494.59
TOPIX 4,003.30 +50.80
グロース250 685.97 +19.00
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