ウィークリーレポート
ブルーオーション企業ばかりの上場ラッシュ
いよいよ年度末のIPOラッシュが始まる。昨年末の相場低迷を引きずり数は少なめだが、わずか7営業日の間に15社が次々と上場する。大型案件のトライアルとソラコムでは海外配分率も高く、海外勢も市場に帰ってきたことがうかがえる。
今回の特徴としては業績規模は小さくとも新たな市場を開拓するニッチトップの企業が多いことだ。高卒人材を対象にした就職支援会社のジンジブ、月決め駐車場管理システムのハッチ・ワーク、企業の自治体向けマーケティングを支援するイシン、コールセンター以外の一般事業者向けCTIシステムを手掛けるシンカ、金融機関向け不正取引検知サービスのカウリス、体験型投資学習アプリのグリーンモンスターといった具合だ。
それぞれ近いことをやっている競合はいくらでもあるのだが、ちょっとした視点の変化によりブルーオーシャンを見つけ、開拓成長している。将来的に市場が狭いリスクはあるが、早期上場もあって今のところそれぞれの勢いに陰りはない。
これらのほかSTGはマグネシウムダイカスト企業として、ダイブはリゾートバイトの人材会社としてそれぞれ初の上場だ。競合もおり市場もブルーオーシャンというわけではないが、投資家にとっては新味があり個性的に映ることだろう。
今回の特徴としては業績規模は小さくとも新たな市場を開拓するニッチトップの企業が多いことだ。高卒人材を対象にした就職支援会社のジンジブ、月決め駐車場管理システムのハッチ・ワーク、企業の自治体向けマーケティングを支援するイシン、コールセンター以外の一般事業者向けCTIシステムを手掛けるシンカ、金融機関向け不正取引検知サービスのカウリス、体験型投資学習アプリのグリーンモンスターといった具合だ。
それぞれ近いことをやっている競合はいくらでもあるのだが、ちょっとした視点の変化によりブルーオーシャンを見つけ、開拓成長している。将来的に市場が狭いリスクはあるが、早期上場もあって今のところそれぞれの勢いに陰りはない。
これらのほかSTGはマグネシウムダイカスト企業として、ダイブはリゾートバイトの人材会社としてそれぞれ初の上場だ。競合もおり市場もブルーオーシャンというわけではないが、投資家にとっては新味があり個性的に映ることだろう。
年末の地合いを引きずったのか、今のところ値付けも慎重姿勢の案件が続く。結果的には地合いが好転したなかで上場するため、投資家優位の状況とみられる。振るいに掛けられ生き残ったこれら個性的企業が、どこまで評価されるかが見どころだ。