話題の銘柄

3,770円 (+125)
肝線維症治療薬F351が中長期貢献、Cullgenの持分法適用化を反映、みずほが「買い」継続、目標株価4000円→5000円
みずほ証券が業績予想を修正。投資判断「買い」を継続し、DCF法にて算出した目標株価を従来の4000円から5000円に引き上げた。

変更点は、肝線維症治療薬F351の売上高予想引き上げ(DCF最終年度34年12月期、従来:360億円→472億円)、同剤の成功確率の引き上げ((同:75%→100%)、連結子会社CullgenのNASDAQ上場に伴う持分法適用化(25年12月期第3四半期以降と想定、同社の保有比率:39.6%)の反映等である。25年12月期予想では、Cullgen上場に伴う一過性収益(190億円)を織り込み、営業利益を222億円(従来:237億円)に修正。また、従来は25年12月期予想に、Cullgenとアステラス製薬によるオプション権行使に伴う85百万ドル(132億円)受領を織り込んでいたが、同社上場に伴う期ずれが起こると想定し、今回予想には織り込んでいない。

同社は5月23日にB型肝炎由来の肝線維症治療薬F351の中国P3試験にて、主要評価項目(52週時点のIshak スコアが1以上改善した患者割合)に関して統計学的有意差の達成を公表。中国でのB型肝炎由来肝線維症の推定患者数は6200万人であり、そのうちF351の投与対象となる患者数は約300万人(当社想定)と試算されている。また、中国内に上市医薬品がないことも考慮すれば、アイスーリュイ以上の成長も可能と見ているが、潜在患者数の多さ故にアイスーリュイと同等の薬価となるかは不透明要因であることに留意。

当面の注目点は、(1)Cullgenの上場(25年12月期第2四半期と想定)、(2)後発品2製品の売上の立ち上がり、(3)F351(MASH)の米国P2試験開始(25年後半と想定)、(4)アステラス製薬(4503)との提携に関するオプション権行使(最大85百万ドル)・マイルストン受領(最大19億ドル)、(5)タンパク分解誘導剤CG001419(対象:固形がん)のP2試験開始(25年半ばと想定)・提携等と見ている。(2)に関して、アバトロンボパグマレイン酸塩[Doptelet後発品]は25年3月に販売開始されており、F351の上市後の販促活動を円滑に進捗させるために重要と考える。ニンテダニブ[Ofev後発品]は25年6月に販売開始。同剤の販売により肺線維症(中国市場)治療薬の中で、同社シェアは更に伸長すると見ている、と指摘。

今2025年12月期連結営業利益を会社計画232億円(EPS240.4円)に対し従来予想237億円(EPS194.6円)から222億円(EPS277.6円)へ、来2026年12月期同136億円(EPS203.1円)から83.3億円(EPS53.4円)へ修正し、新たに2027年12月期連結営業利益を138億円(EPS114.4円)と予想している。
過去に取り上げた銘柄
06月11日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
シンフォニア
(6507)
8,750 +440 引き続き防衛のコアサプライヤーとして推奨、防衛以外も順調、SMBC日興が「1」継続、目標株価10900円→11400円
サンリオ
(8136)
6,812 +120 「ハローキティ50周年」によるグローバルマーケティングが奏功し、EvergreenなIP化が進む、SBIが「買い」継続、目標株価7770円→9420円
MARUWA
(5344)
36,500 +900 CPO技術導入はセラミック放熱基板にとって追い風となり得る、BofAが「買い」継続、目標株価47000円→50000円
西松建
(1820)
4,891 +120 建築の利益率上昇に伴い収益拡大、東海東京が「Outperform」継続、目標株価7300円→7600円
06月10日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
日ペイントH
(4612)
1,141.5 +47 「アセット・アセンブラー」による高成長フェーズへ、ゴールドマンが「中立」→「買い」、目標株価1150円→1470円
パーソルHD
(2181)
275 +5 主力のStaffingはシェア拡大、Careerは人材紹介の生産性向上が寄与し、今後の安定した2ケタ増益を予想、野村が「Buy」再開、目標株価410円
TOPPANHD
(7911)
3,624 +44 FC-BGAを中心に成長目線は不変、会社としての改善余地も引き続き大きい、みずほが「買い」継続、目標株価5050円→5150円
アインHD
(9627)
5,415 +353 さくら薬局グループの子会社化効果を反映、野村が「Buy」継続、目標株価7100円→7900円
06月09日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
イビデン
(4062)
5,828 +47 AI恩恵が顕在化し始める、複数年に亘るに成長はまだ織り込まれていない、UBSが「Buy」継続、目標株価5500円→7500円
BML
(4694)
3,355 +315 資本効率改善に期待できる局面に入ったと判断、みずほが「中立」→「買い」、目標株価2900円→4200円
F&LC
(3563)
6,488 +58 海外スシロー事業成長の加速を更に評価する、モルガンMUFGが「Overweight」継続、目標株価5400円→7800円
守谷輸送
(6226)
3,425 +235 高水準な受注残高を背景に好調な業績が続く見通し、東海東京が「Outperform」継続、目標株価3300円→3900円
06月06日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
協和キリン
(4151)
2,465 +82.5 アトピー薬成功で継続成長と予想、SMBC日興が「2」→「1」、目標株価2600円→2900円
日本酸素
(4091)
5,240 +56 米国工業ガスの採算性改善、BofAが「買い」継続、目標株価5400円→6000円
ネットプロHD
(7383)
569 +44 今後も利益拡大フェーズが期待できよう、SMBC日興が「1」継続、目標株価460円→650円
アルファポリス
(9467)
1,540 +71 26年3月期もこれまでの施策を粛々と進め収益は拡大傾向、SBIが「買い」継続、目標株価1610円→1790円
06月05日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
王子HD
(3861)
695.2 +7.3 総合的な収益力と株主還元姿勢の強化を評価、大和が「2(アウトパフォーム)」→「1(買い)」、目標株価800円→850円
トーカロ
(3433)
1,829 +52 26年3月期下期からの本格回復を見込む、SMBC日興が「1」継続、目標株価2750円→2880円
サカタインクス
(4633)
1,963 +43 米国のグラビア・メタルインキの数量見通しを引き上げ、野村が営業利益予想を上方修正、「Buy」継続、目標株価2300円→2600円
エレコム
(6750)
1,795 +82 26年3月期は2ケタ増収増益の計画、16年連続の増配へ、東海東京が「Outperform」継続、目標株価2000円→2200円
06月04日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
IHI
(7013)
15,280 +875 営業利益率10%、株価20000円を見込む、大和が「1(買い)」継続、目標株価12000円→20000円
明電舎
(6508)
4,485 +170 過去最高益の大幅更新が継続、SMBC日興が「1」継続、目標株価7100円→7200円
カカクコム
(2371)
2,536 +87 求人ボックスの積極投資の奏功や食べログのインバウンド貢献等で、中期的な業績成長へ、みずほが「買い」継続、目標株価2600円→2900円
日 油
(4403)
2,613 +67 防衛関連製品、DDS、良品計画向け化粧品ODMが成長を牽引、BofAが「買い」継続、目標株価2500円→2900円
06月03日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
東京計器
(7721)
4,020 +495 高水準の防衛予算および新造船需要の恩恵を享受、野村が新規「Buy」、目標株価4400円
Dガレージ
(4819)
5,050 +115 KDDI向け案件が始動、アプリ外課金も期待、SBIが「中立」→「買い」、目標株価4930円→6630円
熊谷組
(1861)
4,305 +160 建築の粗利率改善が業績回復を牽引、野村が「Buy」継続、目標株価4850円→5500円
力の源HD
(3561)
1,377 +55 海外店舗運営事業の回復を予想、いちよしが「A」継続、フェアバリュー1900円→2000円
マーケットデータ
日経平均 37,834.25 -338.84
TOPIX 2,756.47 -26.50
グロース250 752.52 -11.20
NYダウ 42,197.79 -769.83
ナスダック総合 19,406.83 -255.66
ドル/円 143.79 +0.30
大きく動いた銘柄
IPOスケジュール
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