前場コメント No.8 アイシン、野村HD、豊田合、山九、小糸製、メタウォーター

2026/11/05(木) 11:31
★9:52  アイシン-SMBC日興が目標株価引き下げ 中国の更なる減速を織り込みも、成長余地は残る
 アイシン<7259.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、中国減産の影響を織り込む一方、トヨタ向けのシェア拡大と収益性改善を見込むと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2900円→2600円と引き下げた。

 SMBC日興では、中国民族系向けパワトレユニット販売は既に大幅な減少がみられるが、28.3期以降も台数減少を予想に織り込んだと指摘している。27.3期の営業利益予想は一過性費用と中国減産の影響から2388億円→2200億円へ減額した。一方、アルミ高騰の影響緩和や固定費抑制の余地を踏まえ会社計画の達成を予想。トヨタ向けでは米国でのシェア拡大が見込まれ、民族系顧客のボトムアウトが成長への確信度を高める焦点になるとみる。

★9:52  アイシン-岩井コスモが目標株価引き下げ 中国市場の落ち込みや一過性の費用増加
 アイシン<7259.T>が大幅続伸。岩井コスモ証券では、特殊要因を除けば営業増益を維持でき、来期以降は成長軌道に回帰すると判断。投資判断「A」を継続、目標株価を2580円→2500円と引き下げた。

 岩井コスモでは、27.3期上期は売上収益が前年同期比7.3%増の2兆6531億円、営業利益が同16.3%減の804億円となったと指摘している。中国を中心としたパワートレインユニット販売台数の減少に加え、中東情勢による資材価格高騰や熊本地震などの特殊要因で減益となった。一方、資材価格高騰は時間差で価格転嫁が進み、地震による損失も最小限にとどめている。収益力は着実に改善しており、高水準の配当利回りと自己株式取得も株価を押し上げる材料とみる。

★9:53  野村HD-大和が目標株価引き上げ 「貯蓄から投資の流れ」が加速へ
 野村ホールディングス<8604.T>が大幅反発。大和証券では、ストック収入の増加と債券販売・債券引受の構造的な変化を見込むと判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1700円→1900円と引き上げた。

 大和では、26年度2Qは投信残高報酬などのストック収入が増益をけん引し、年換算ROEは10.9%と良好だったと指摘している。好調だった1Qの反動から利益水準は平常化したが、ストック資産純増は過去最高を更新するなど基調は力強い。債券販売額は前四半期比66%増の8515億円まで拡大し、金利上昇を背景に預金の代替として債券投資が加速しているとみる。債券引受のパイプラインも堅調とする。

★9:55  豊田合成-SMBC日興が目標株価引き下げ トヨタ系では優位な成長局面続く、評価挽回に期待
 豊田合成<7282.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、中国リスクを日米で吸収し、材料費回収と資本活用で増益を見込むと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1360円→1300円と引き下げた。

 SMBC日興では、27.3期は中国再編費用の追加や芦森工業の製品保証引当金、材料費高騰を織り込み、営業利益予想を911億円→827億円へ減額したと指摘している。ただ、顧客のEV開発見直しに絡む費用回収や追加的な回収余地を踏まえ、会社計画を上回るとみる。中国での日系OEM生産減少は続くが、日本と米国での増産が中国影響をオフセット。28.3期は一過性費用の解消と価格転嫁が増益要因となり、セーフティ領域を中心に成長を期待する。

★9:55  山九-SBIが目標株価引き下げ 機工事業の下振れリスクが顕在化
 山九<9065.T>が堅調。SBI証券では、物流事業の構造改革の進展を評価する一方、機工事業の下振れリスクを織り込むと判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を2080円→1970円と引き下げた。

 SBIでは、27.3期上期の機工事業で化学メーカーから約410億円の大型案件を受注したが、これを除く受注高は約1505億円で前年同期を下回ったと指摘している。大型案件の工事本格化は28.3期下期以降とみており、来期の機工事業増益にはもう一段の受注高積み上げが必要。一方、物流事業は構造改革で収益性が改善し、単価改定が実現した顧客は来期から通年寄与するため、28.3期以降も安定的な増益を実現できる確度が高まったとみる。

★9:56  小糸製作所-SMBC日興が目標株価引き下げ 価格転嫁と合理化で、28.3期も利益成長へ
 小糸製作所<7276.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、材料費上昇を織り込みつつ、米州・中国での合理化と価格転嫁による利益成長を見込むと判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価を2700円→2600円と引き下げた。

 SMBC日興では、27.3期は原材料費高騰や中国での顧客減産を踏まえ営業利益予想を647億円→627億円へ減額したが、会社計画からは価格転嫁による費用回収で上振れを見込むと指摘している。樹脂は期ずれを伴いながら回収が進む一方、ガラスクロスを中心とした電子部品系材料は個別交渉が必要で、費用上昇分の回収は容易でないとみる。28.3期は米国の自動化と中国の生産拠点集約による合理化効果が増益要因となり、安定した利益成長を期待する。

★9:57  メタウォーター-大和が目標株価引き上げ 国内外の好調を反映して会社計画を大幅上方修正
 メタウォーター<9551.T>が反落。大和証券では、海外と国内の収益性改善を背景に着実な増益が続くと判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価を3420円→3720円と引き上げた。

 大和では、26年度会社計画の営業利益は従来比25億円増の175億円へ上方修正され、海外と国内の双方で収益性改善が進んだことが要因と説明されていると指摘している。円安による海外収益の押し上げも寄与し、26年4月に上方修正された中期計画の27年度目標165億円も上回る水準。米国ではクロスメディアフィルターやNeredaの販売拡大、国内では環境エンジニアリング部門の収益性改善が続くとみる。27年度以降は増益継続ながら、成長率は鈍化すると予想する。

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